東禅寺

東京都 小作駅

　元和二年（１６１６）吉野織部之助が新町村開拓のおり、羽村の一峰院から秋岩和尚を招き開創ました。建長寺二十八世住持覺海禅師を勧請開山とし、建長寺末寺となりました。

　山門は交通量の多い青梅街道に面しています。

　本堂は昭和三十二年に改築されたそうです。ご本尊の観世音菩薩像は関東十三鐵佛の一つに数えられる珍しい鉄製の仏像だそうです。

　鐘楼も青梅街道を車で走っていても、よくわかる場所に建っています。

　鎮守のお社のようです。高尾山大権現と記された木札が納められています。

　新しく建て替えられた藥師堂です。すぐそばの、今は公園になっている敷地を中心に江戸時代まで、虚無僧を統括していた普化宗本山の鈴法寺という大きな寺がありました。建て替えられる前の藥師堂は鈴法寺の藥師堂を移築したものだったそうです。鈴法寺は公園に歴代住職の墓石が残っているだけとなっています。