赤羽八幡神社のお参りの記録(1回目)
東京都赤羽岩淵駅

赤羽八幡神社（あかばねはちまんじんじゃ）は、東京都北区赤羽台にある神社で、旧・赤羽村をはじめ岩淵郷五ヶ村の総鎮守とされてきた。祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后の三柱。現在の社殿は昭和6年に改築されたもので、社務所の下には東北・上越・北陸新幹線、埼京線のトンネルが通っている。

● 古代の創建と伝承
創建年代は不詳だが、延暦年間（782–806）に坂上田村麻呂が東征の際、当地に陣を張り、八幡三神を勧請したと伝わる。以来、源頼光や頼政、太田道灌らが社殿を再建・修造し、室町時代には太田新六郎康資が社領を寄進している。

● 江戸期の朱印地と格式
慶安2年（1649）には徳川幕府から七石余の朱印地を与えられ、明治5年には村社に指定、昭和7年には郷社に列格した。江戸時代には赤羽根・下村・袋村・稲付村・岩淵宿の総鎮守として信仰を集めた。

● 戦後まで続く地政との関わり
神社周辺の赤羽台地は旧陸軍の拠点でもあり、神社裏手には火薬庫や工兵隊関連施設が立地。現在の招魂社は、旧工兵第一大隊内の招魂社を移設・合祀したもの。神社境内にはその名残を伝える工一記念碑も残る。

● 国策による変遷と苦難
明治以降の鉄道・軍用施設開発、戦後の新幹線・埼京線トンネル工事により、神社はたびたび境内を削られた。現在も都道85号線計画が参道・石段にかかっており、対応を迫られている。

● 境内社と文化財
境内には古峯神社・住吉神社・稲荷神社など多くの摂社末社が並ぶ。絵馬堂には古面や絵馬額が納められており、白河法皇や後鳥羽院ゆかりの古鏡なども伝来している。

● 八幡神社遺跡としての価値
境内からは縄文式・弥生式土器が出土しており、縄文中期から歴史時代にかけての遺跡とされている。正式な学術調査は未実施だが、歴史的価値は高い。

● 関ジャニ∞・Snow Manとの関わり
赤羽八幡神社は「勝負の神」としても知られ、芸能人の参拝も多い。特に関ジャニ∞やSnow Manのメンバーが訪れたことでファンの間で話題となり、現在も聖地巡礼の場として注目を集めている。拝殿前にはファンによる奉納絵馬も見られ、神社は芸能の神としての一面も持つ。