練馬大鳥神社のお参りの記録(1回目)
東京都練馬駅

拝殿

石薬師如来

練馬大鳥神社

社伝によると、江戸時代の初め正保二年（一六四五）、この地、中新井村に三羽の鶴が飛来しました。
村人たちは、その鶴を瑞祥としていつまでも厚く保護しました。

のちに鶴の霊を祀り、和泉国一宮大鳥大社（堺市）の祭神天日命の神分身を勧請したといいます。
以来近郷の崇敬篤く、特に十一月の日の祭礼は福徳円満・開運熊手を購う人々で賑わいます。

拝殿には創建の由縁となった大きな鶴の絵馬が奉約されています。

境内左手に石の薬師如来が祀れています。
この薬師さまはここから五百メートルほど南の路傍にあったものです。
薬師さまには万病を治癒し、延命を願う信仰が普からあり、特に眼の病に効があると今も香華が絶えません。

令和七年（二〇二五）三月
練馬区教育委員会