東福寺

東京都 新江古田駅

テレビドラマが大好きな私。そして、ついつい印象に残ったロケ地に行きたくなるという。

今回は、天海祐希さん主演の緊急取調室2017年、最終回でのロケ地を訪れた。

あらすじ

同ドラマは、有希子らキントリのメンバーが、さまざまな容疑者から供述を引き出し、事件を解決に導く“取り調べ劇”で視聴者の目を釘づけにしてきた。前週第8話では、有希子が、刑事部長・磐城和久（大倉孝二）をかばって、被弾。撃ったのは警察官から拳銃を強奪した2人組のひとり・峰岸充彦（眞島秀和）。有希子の亡き夫・匡（眞島による1人2役）に瓜二つの男だった。峰岸はそのまま逃走。有希子の身を案じながらも、キントリの面々は拳銃強奪事件および連続狙撃事件を早期解決するため、すべての発端だと思われる5年前の事件を再捜査しようと立ち上がる。
その事件とは、峰岸の息子が被疑者として逮捕されたストーカー放火殺人事件。そのとき妻子の命を奪われたのが、ほかならぬ今回の事件の共犯者・久保寺圭（鶴見辰吾）だった。“加害者の父親”と“被害者の父親”。相容れないはずの2人が共謀しているということは、5年前の事件はえん罪の可能性がある。キントリの面々はそうにらむが、磐城は頑として再捜査の許可を出さない。
それでも諦められないキントリは、勾留中の久保寺を取り調べる過程で、5年前の事件に切り込もうと計画する。幸い命に別状はなく、現場復帰した有希子は自ら志願し、久保寺の取り調べを担当。だが、久保寺は相変わらず黙秘を貫き…。磐城からメンバーの再編成を言い渡されているキントリは、これが“最後の事件”と肝に銘じ、一丸となって峰岸の取り調べに挑んでいく。

事件で殺された久保寺の妻子のお墓がここ、真言宗豊山派東福寺の墓地という設定でロケが行われている。

真言宗豊山派寺院の東福寺は、金峯山世尊院と号します。東福寺の創建年代は不詳ですが、天正年間（1573-1593）江古田村の村民が開基となり、村内御嶽山に創建したと伝えられ、後年当地へ移転したといいます。江戸時代には3代将軍家光が鷹狩りの際に休息し、8代将軍吉宗は御膳所に指定していました。また当寺の大師堂は、大久保二尊院に奉安されていたもので、二尊院の廃寺に際して当寺に移築、御府内八十八ヶ所霊場2番、豊島八十八ヶ所霊場2番札所となっています。
中世のはじめ江古田の本村に鎮座されていた御嶽神社の氏子・二郎左衛門(堀野氏)が武州御獄神社の社僧源教と人の教化を受け神社の南麓に堂舎を建て、弘法大師の作と伝えられる一本彫の立身不動明王を本尊として安置し、金峰山世尊院東福寺の寺号を贈られた。 天正の頃に堂舎が焼失したが信者が協力して寛永年間に寺地を本田に移し再建し、承応4年に八間半に七間の本堂が完成した。その記念樹の銀杏が中野区の保護樹第一号として現存している。 江戸時代には三代将軍・家光公が狩猟の折、本寺で休息し、八代将軍・吉宗公は御膳所に指定して休息していた。承応年間に改築した本堂内陣の左側の客殿は将軍御成問と言われ一段高い座席になっていたが、現在は解体きれ、その後に記念碑が建てられている。 御嶽神社の社憎から伝授された獅子舞は、江戸から大正の頃まで境内で演舞されていて、後に完成した鐘楼の鐘に江古田獅子舞の四神の図が刻きれている。 昭和43年には本堂、書院、庫裡、大師堂が定成した。（中野区役所ガイドより）

墓地が広い都会のお寺の場合、お墓ばかりが目立つ傾向がある。
港区などは特にそう感じてしまう。
こちらのお寺の場合、色々な樹々が丁寧に育てられており、お墓の暗いイメージがない。小中学生の時に肝試しをよくやったなあの夏休み・・・
怖い、怖い。それがお墓というもんやー。
写真を観るとわかるように大きなマンションに囲まれている。
江戸から東京へと戦後の発展を遂げた中での静かな場所なのだ。

駐車場は広く。ロケ車を何台か置けるだろうなと思った。
この写真には載りきれなかったが、みかん、柚子の樹には果実が実り、良い香りであった。
季節感を感じる事が少ない都会。その中での古くからのお寺や神社の役割は大きいと思うのであった。

柚子香り　ロケしゃ休むは　江戸の寺

金峯山 東福寺(とうふくじ, 真言宗 豊山派, 天正年間1573年〜1593年)
本堂, 徳川将軍御膳所跡, 源教が開山, 本尊は不動明王

地下鉄大江戸線「新江古田駅」下車徒歩１０分。豊島八十八ヶ所霊場第2番札所の真言宗寺院。ご本尊は不動明王です。