きぶんいなりじんじゃ
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東京都江東区にある紀文稲荷神社は、江戸中期に創建された神社です。
●御祭神と由緒
紀文稲荷神社の御祭神は宇迦之御魂神です。この神社の創建は元禄時代(1688~1704年)に遡り、豪商の紀国屋文左衛門が京都の伏見稲荷神社から御霊を拝受し、この地にお祀りしたことに始まります。紀国屋文左衛門は、第五代将軍・徳川綱吉の側用人と親しい関係を持ち、江戸にミカンを運ぶために風浪を冒すなどの冒険をしていました。
彼の商売は成功を収め、明暦の大火後には木曽の木材を買い占めて財を築き、「紀文大尽」として名を馳せました。彼の店は八丁堀にあり、当時この付近には運河が多く、船蔵も存在しました。紀文稲荷神社は、航海の安全と商売の繁盛を祈願して建立されたのです。
●荒廃と再興
紀文稲荷神社は、一時期荒れ果てた状態にありましたが、昭和の初め頃に疫病が流行し、行者にその平癒を祈願したところ、放置されていた稲荷神が存在するという神示を受けました。そこで、肥料商人の中田孝治が中心となり、荒れた祠を発見し、再び神社を建立することになりました。これにより、疫病は収束し、商売も繁盛するようになりました。
●境内の特徴
境内には、力石と呼ばれる石が多数置かれています。これらは、かつてこの地域で働いていた力自慢たちが、自分の名を刻み込んで奉納したものです。さらに、現在もその伝統を受け継いでいる「深川力持会」があり、東京都から無形民俗文化財として指定されています。
もともとの境内は現在地から北西約30メートルの位置にありましたが、1987年に大和永代ビルディングの建設に伴い、移転が行われました。三菱倉庫株式会社の信仰心に基づく移転作業により、同年に遷座祭が執り行われ、現在の場所に社殿が建立されました。
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