榧寺のお参りの記録(2回目)
東京都蔵前駅

地下鉄浅草線「蔵前駅」下車徒歩2分。
浄土宗寺院。ご本尊は阿弥陀三尊如来です。

約400年程前に浅草より少し下流の隅田川の畔に樹齢1000年の大きなかやの木があり、そこに庵を構えていました。
ある日山伏がやって来て、かやの実を賭けて囲碁の勝負をして、僧侶が負けたことでかやは遠江国の秋葉山に移しました。
その後、山伏が再びやって来て、秋葉大権現という火の神と名乗り、かやの実と引き換えにお寺を火事から守ると約束したそうです。
実際、江戸の大火時には周辺は火事で焼け出されたものの、この寺院あたりだけは無事だったそうです。
案内板には江戸の浮世絵で説明があったり、境内には多くの文化財もあるところから、江戸の文化に浸りたいと感じる寺院だと思います。