興禅寺のお参りの記録一覧

東京都 千駄木駅

東京都台東区谷中に位置する興禅寺は、臨済宗興聖寺派の寺院で、山号は大道山です。この寺院は、天海慈眼大師によって開基されます。

●歴史的背景

興禅寺は、寛永10年（1633年）に天海慈眼大師が開基し、当初は天台宗の寺院として創建されました。その後、天海大師が興聖寺を訪れた際に、天台宗と臨済宗を兼ね備えた学問の場へと進化しました。寛永末期には宇治の興聖寺に属し、禅と天台の両宗派の教えを学ぶことができる場所として認知されました。

●寺院の構成

興禅寺の本尊は正観世音菩薩で、境内には禅の雰囲気が漂っています。また、寛文9年には本山から拙堂和尚が住職として赴任し、伽藍の再建や檀徒の勧誘を行い、寺院の発展に寄与しました。明治6年には政府の許可を受けて臨済宗に改宗しました。

正式名：清徳山興禅寺
東京都台東区にある臨済宗興聖寺派の寺院で、創建年代は不明。当初は「来迎寺」を称し、天台宗の寺院であった。
江戸時代になり、慈眼大師天海が禅宗を嗜んでいたこともあり、寛永末期に臨済宗の興聖寺にも属させることにし、禅天台兼学（両属）の寺院とした。その際に「興禅寺」に改称した。
明治6年（1873）、本山の一つだった寛永寺が上野戦争の兵火で廃寺状態だったことや、住職の進退など人事面で興聖寺の影響が強かったことから、改めて興聖寺を本山と仰ぐ臨済宗寺院として再出発することになった。
第二次世界大戦時は本山興聖寺含めて臨済宗相国寺派であったが、戦後興聖寺が本山として独立した際に興聖寺派の寺院に戻った。

参拝記録