真宗高田派光澤山
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稱念寺について
木造阿弥陀如来立像
像高78.2センチメートル、ヒノキ材で、割矧造わりはぎづくりという構造で、ふっくらとした面の取り方、左足を前に出す形、衣の線にやや形式化した固さが見られることなど、鎌倉時代後期の特徴が表われている。
また、本像の底部には、江戸時代の天明三年1783に修理を行なった旨を記し、その中に法橋洞月顕信という名があり、この顕信は当寺所蔵の仏涅槃図を描いた絵師で、本像修理の際に漆等の塗りを担当したものと思われる。
本像は、鎌倉後期制作という古い仏像である上、江戸時代の修理のさまをも伝えてくれる貴重な仏像 (非公開) 。
木造親鸞上人坐像
浄土真宗の開祖親鸞の坐像です。像高は43.8cm。目は細く切れ長で、口をすぼめ、鼻の下部に皺のある親鸞の特徴的な顔貌を表現している。
像の底部に仏師 康以という銘文があり、愛知県岡崎市の浄土真宗満性寺には明暦三年1657に康以の制作した親鸞像があり、ふたつの親鸞像の作者康以は同一人物と思われます。作者の名が明らかで、区内に現存する親鸞像の中でも比較的古い時代に制作され、親鸞の顔の特徴をよく表現していることなど、優れた肖像彫刻のひとつで、貴重な文化財。
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称念寺(しょうねんじ)は、東京都台東区にある浄土真宗高田派の寺院で、慶長3年(1598)に日本橋に創建され、その後正保元年(1644)に現在地へ移転しました。開山は法印正伝大僧都であり、彼のもとで寺は成長し、元浅草の唯念寺や溜池の澄泉寺とともに真宗高田派本山専修寺の分院の格式を持つ寺院となりました。
●本尊と文化財
称念寺の本尊である木造阿弥陀如来立像は、像高78.2センチメートルのヒノキ製で、鎌倉時代後期の特徴が見られます。特に、ふっくらとした面の取り方や、左足を前に出す姿勢、衣の線に見られる形式化した固さがその特徴です。この像は1783年に修理が行われ、その際に名の残る法橋洞月顕信が関わっていたことが記録されています。顕信は、当寺所蔵の仏涅槃図を描いた絵師で、仏像の修理においても重要な役割を果たしました。
また、称念寺には木造親鸞上人坐像も所蔵されています。この像は像高43.8センチメートルで、親鸞の特徴をよく捉えた優れた肖像彫刻です。底部には「仏師 康以」の銘文があり、他の親鸞像と共通する点から、康以という人物が関わったことが推測されます。
●歴史的背景
称念寺は、江戸時代における浄土真宗の重要な拠点の一つであり、塔頭として覚音寺、歓名寺、願信寺、最尊寺、本行寺を有しています。
名称 | 稱念寺 |
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電話番号 | 03-3841-5669 お問い合わせの際は「ホトカミを見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
詳細情報
ご本尊 | 木造阿弥陀如来立像 |
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山号 | 光澤山 |
院号 | 満志願院 |
宗旨・宗派 | 真宗高田派 |
ご由緒 | 慶長三年1598日本橋に起立し、正保元年1644現在地へ移転。
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