上野大佛のお参りの記録(2回目)
東京都京成上野駅

上野公園の一角、関東大震災や戦災を経て顔だけが残った上野大仏。その大仏殿跡地に建てられているのが、異国情緒あふれるインド風のパゴダです。周囲の日本的な景観の中で、ひときわ目を引く佇まいでした。現在は大仏ではなく、厄除けや病気平癒で知られる薬師如来が祀られており、静かに手を合わせる参拝者の姿が見られます。多くの人で賑わう上野公園の中にありながら、この場所はどこか落ち着いた空気が流れ、歴史の移ろいと信仰の継承を感じさせる参拝となりました。