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しんじょういん

心城院のお参りの記録(1回目)
東京都湯島駅

投稿日:2025年01月25日(土)
参拝:2025年1月吉日
心城院(しんじょういん)は東京都文京区湯島に位置する天台宗の寺院で、別名「湯島聖天」とも呼ばれています。本尊には大聖歓喜天が奉安されており、他にも十一面観音菩薩や宝珠弁財天、出世大黒天などが祀られています。また、「江戸三十三観音札所」の第七番札所としても知られています。

● 心城院の創立と由来
心城院は、1694年(元禄7年)に宥海によって開山されました。宥海は、湯島神社(現・湯島天満宮)の別当寺である「北野山梅園寺喜見院」の第三世大僧都であり、大聖歓喜天を安置するための小堂「宝珠弁財天堂」を創建したことが心城院の起源です。本尊である大聖歓喜天像は、比叡山から勧請された慈覚大師円仁の作と伝えられています。

● 江戸時代の繁栄と「江戸三富」
心城院は、享保期に寺門維持のために幕府から「富くじ」を発行され、江戸の庶民に親しまれました。この時期、谷中感応寺(現・天王寺)、瀧泉寺(目黒不動)とともに「江戸の三富」と呼ばれ、賑わいを見せました。寺院はその後も広い境域を持ち、江戸の中でも重要な宗教的な拠点として存在しました。

● 明治時代の神仏分離と再出発
明治維新の神仏分離政策により、心城院は一度廃寺となり、湯島神社との本末関係が断たれました。しかし、大聖歓喜天の御加護により、廃仏の難を逃れることができ、寺名を「心城院」に改めて再出発を果たしました。天台宗に属する寺院として、現在のように活動を続けています。

● 現在の心城院と伝統行事
心城院は現在も法灯を伝える寺院として、地域の信仰を集めています。境内には「柳の井」という湧水があり、別名「柳井堂」とも呼ばれています。また、元禄期から亀を放す習慣があり、「亀の子寺」としても親しまれています。毎月1日と16日には縁日が開催され、「聖天さま」の浴油祈祷が厳修されるほか、1月、5月、9月の16日には大般若転読法要が行われています。

● 大火や戦災から守られた寺院
心城院は、開基以来幾度も発生した江戸の大火や、関東大震災、東京大空襲といった戦火に遭うことなく、その法灯を伝え続けてきました。とはいえ、本堂や庫裏の老朽化が進んだため、近年改修工事が行われ、寺観は一新されました。
心城院(東京都)
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すてき

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