栄蔵寺

東京都 稲荷町駅

栄蔵寺（えいぞうじ）は、東京都台東区元浅草にある天台宗の寺院で、山号は十輪山です。お寺の御本尊である経読延命地蔵菩薩は、鎌倉中期の作とされ、京都の二条家の守り本尊としても知られています。

●栄蔵寺の歴史

栄蔵寺の起源は、応永年間（1394年 - 1428年）にさかのぼり、大僧都恵照が洛中神楽岡に地蔵堂を開基したことに始まります。元々は田所町に位置していましたが、慶長16年（1611年）に谷寺へ移転し、さらに正保2年（1645年）に現在の場所に引っ越しました。
栄蔵寺の御本尊は、特に霊験あらたかで、福徳円満のご利益があるとされています。江戸時代には、多くの信者がこの地蔵菩薩にあやかろうと参詣に訪れました。特に、治承年間に三楽という者が百日参りを行ったことで、その信仰が広まりました。三楽が地蔵が経を読む姿を目撃したことから、「経読地蔵」とも呼ばれるようになりました。

●境内の特徴

栄蔵寺は600坪の境内を持ち、静かな環境に包まれています。境内には本堂があり、御本尊である延命地蔵尊が安置されています。

閉まっていたので、外からの参拝とさせてきただきます。

上野から元浅草へのぶら旅、通りすがりです。