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ぜんじょうじ|真言宗豊山派桃園山

善成寺の御由緒・歴史
公式東京都 中野駅

ご本尊不動明王
創建時代昭和14年2月頃
開山・開基園部正衆師
ご由緒

ここ中野桃園の地は、古くは五代将軍綱吉公の“生類憐みの令”によって作られた「お囲い」に隣接する風光明媚な桃の里で、明治二十二年に開業した甲武鉄道(現在の中央本線)中野駅の開業後は人々が往来する商業地として発展を遂げた。
この地で長屋の一角に菓子店を構えていた園部正衆師は、昭和初期には当時二千人規模ともいわれる「中野不動講」を運営し、強い信念を持って不動信仰の第一人者として活躍された。その後昭和十四年二月に「中野不動教会」(善成寺の祖)を設立。戦時中、東京大空襲では辺り一帯が焼け野原となるも奇跡的に焼失を免れ、昭和二十五年に「中野不動 善成寺」として寺院を正式に建立。成田山新勝寺中興第十八世管主・荒木大僧正が開眼せられた不動明王坐像を本尊としてお祀りし、戦後の混乱期から現代を生きる人々の心の拠り所 「祈願寺」として広く信仰を集め現在に至る。

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