おんざんじ|高野山真言宗|母養山(ぼようざん)
恩山寺へのアクセス・駐車場
住所 | 徳島県小松島市田野町字恩山寺谷40 |
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行き方 | 徳島バス 立江線「恩山寺前」下車 (0.9km)
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駐車場 | 普通20台 マイクロ5台 大型4台(無料) |
近くの駅 | ◼︎JR牟岐線 ◼︎JR牟岐線 ◼︎JR牟岐線 Googleマップ等で出発地からのアクセスをご確認ください。 情報提供: HeartRails Express |
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参拝時間 | 7:00~17:00 |
電話番号 | 0885-33-1218 お問い合わせの際は「ホトカミを見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
駐車場に関する投稿
憧れの四国八十八霊場巡り 3日目の続きです。
18番札所のお寺です。
小松島市国道55号線を西に折れ 1kmほど先 山道を登った所にあります。
山道の途中 急に山門が現れます。
天然記念物に指定されているという 恩山寺のビランジュが赤い肌を見せて大きく茂っています。
ビランジュ 初めて知りました。
車でもう少し進むと 恩山寺の駐車場に着きます。
車で参拝できるは本当にうれしいです。
駐車場近くには 巨大な修行大師像が立っています。
階段を少し上ると境内です。
この階段 崩れるというかでこぼこというか 歩きにくいのですが これが山寺の味ですよね。
目の前に現れるのが 派手さはないのですが 200年ほどの歴史をもつ本堂です。
ご本尊は秘仏で 厨子の中におられます。
本堂左手には大師堂があります。
よりそうように御母公堂もあります。
母君と隣り合っているのはすてきです。
階段を上がってすぐ右手には地蔵堂があります。
風雨にさらされ痛みが進み 少々崩れかかっているのが好きです。
納経所はその先にあります。
こちらの恩山寺では 全国でここでしか手に入らない「摺袈裟(すりげさ)」という激レアなお守りを頒布しています。
摺袈裟は 閻魔大王が『死者が眠る墓に摺袈裟をかけ 一週間供養すれば死者がよみがえる』と説いたことに由来しているもので 生きている間もあの世へ行くときにも御利益がある一生ものの最強のお守りだそうです。
山号は母養山
院号は宝樹院
宗旨宗派は高野山真言宗
ご本尊は薬師如来
です。
ご真言とご詠歌は
本尊真言:おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
ご詠歌:子を生める その父母(ちちはは)の恩山寺 訪(とぶ)らいがたきことはあらじな
でした。
由緒については
創建は聖武天皇(在位724〜49)の勅願により 行基菩薩が草創して 当時は「大日山福生院密厳寺」と号した。
本尊には行基菩薩が薬師如来像を彫造して安置し 災厄悪疫を救う女人禁制の道場であった。
十九番霊場に向かって下る「花折り坂」という坂から上には 女性が入ることは許されていなかったのである。
延暦年間(782〜806)になって 弘法大師がこの寺で修行をしていたころという。
大師の生母・玉依御前が讃岐の善通寺から訪ねてきた。
だが 寺は女人禁制、大師は山門近くの瀧にうたれて7日間の秘法を修し 女人解禁の祈願を成就して母君を迎えることができた。
やがて母君は剃髪をして その髪を奉納されたので 大師は山号寺名を「母養山恩山寺」と改め 自像を彫造して安置され「我が願いは末世薄福の衆生の難厄を除かん」と誓われた。
弘仁5年(814)ころのことと伝えられる。
寺は「天正の兵火」で焼失しているが 江戸時代になって阿波藩主の庇護をうけて繁栄し 現在の本堂や大師堂は文化、文政年間(1804〜30)ころに建立された由緒ある建造物である。
境内には玉依御前を祀る小堂があり 母君に孝養をつくして 大師が植樹した「びらんじゅ」は 県の天然記念物にもなっている。
母君を慕いつくした大師のこころが いまも宿っているような寺である。
とありました。
山門
寺へ続く 四国のみち
恩山寺石柱 伽藍まではまだまだ遠い
天然記念物 ビランジュの説明
ビランジュの木
ようやく建物が見えてきた
修行大師像
石柱
石柱
この階段 崩れそうなのが味なんですね
手水舎
階段の先に本堂が
水子地蔵
鐘楼
本堂
本堂内陣
こちらにも修行大師像
大師堂
大師堂
御母公堂
地蔵堂
地蔵菩薩
釈迦の十大弟子
納経所
室戸岬御来光一人旅の道中に一番札所霊山寺と二番札所極楽寺を巡拝した後国道55号線を南下しました。
小松島市に入って程なく標識に「十八番札所恩山寺」とあるのを発見!
滅多に働かない脳細胞が何年分かのエネルギーを消費し瞬間的に思い出したのが「このお寺は確かに摺袈裟という最強のお守りをいただけるお寺だったのでは!よし行こう」
進路を西に曲げ国道から逸れること約10分ほど。
農道の間を走り抜け小高い山の麓から山道を走ると「十八番札所 母養山 宝樹院 恩山寺」の山門前に到着しました。
歩き参道の横に車の登り口がありそこを登ると程なく駐車場です。
山の中のお寺という雰囲気が駐車場の時点から漂ってきます。
駐車場から200メートルほど坂を登ると恩山寺の敷地に入ります。
敷地に入り山門をくぐるとすぐに弘法大師像が迎えてくれます。
一番札所二番札所は平野にあるお寺でしたが、ここ恩山寺は山寺という空気です。
手水舎を右に見て正面に階段を二回登ると本堂です。
ここも本堂は決して大きくはないのですが、威厳のある建物です。
このお寺の縁起については先人の投稿に詳しいと思うのですが、聖武天皇の勅願で天平の頃(729~749年頃)に行基により開かれたそうです。
元々は女人禁制のお寺だったのですが、弘法大師が母親の玉依御前をお迎えするために十七日の滝行をして女人禁制を解き母親を迎えたそうです。
玉依御前はこのお寺で剃髪して出家し、それにちなんで山号か母養山になったとの事で親子愛を感じさせますね。
ちなみに出家した時の玉依御前の髪が、大師堂横に建つ大師御母公剃髪所に安置されています。
本堂と大師堂をお参りしたあと納経所でご納経をいただきました。
その際に念願の摺袈裟を授与していただきました。
摺袈裟は全国でもここ恩山寺でしかいただけない御守りで返納する必要もなくずっと持っていて良いそうです。
ご利益等は写真に詳しいのですが、滅罪生善(悪いことを良い事に変えてくれる)や病気治癒、既になくなってる方でも御仏前に供えると極楽浄土にいけるなどのご利益があるそうです。
日本最強の御守りとの呼び声も高く、私も自分の分と仕事のバディの分を授与していただきました。
余談ですが、納経所で対応していただいた女性がとても優しくて感じがよく、「摺袈裟はもしも必要なら電話していただいたら郵送でお送りします。」との事でした。
余談の余談ですが帰宅して仕事が始まってから早速バディの方にご利益としか思えない出来事がありまして、バディが「兄弟に最近良くないことが続いてるから渡してあげたい」との事で恩山寺に電話して追加で送っていただける運びとなりました。
本当に最強の御守りかもしれません‼️
ここから南下すると程なく十九番札所立江寺なのですが、そこそこ遅くなってしまっているので室戸岬方面に足を向けることになりました。
この旅では御来光を見るのと、室戸岬手前にある日本有数のパワースポットとも言われる「御厨人窟(みくろど)」に行くことは最低限の目標としています。
ひとり旅ならではの行き当たりばったりで何だか楽しくもなってきました。
歩き参道の入口にある石碑です
駐車場です。
駐車場からお寺への道のり
鐘楼です
たらちね、が母に掛かる枕詞とか高校の時に習ったのを思い出しました😊
摺袈裟の由来です
最強の御守りの摺袈裟です
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