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2025年03月02日(日) 00時17分 byくし
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時宗
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白滝不動
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白滝不動・牧のお不動様
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山号から秀林寺の堂宇と思われるが、地元では「白滝不動」と呼ばれており、後述のような伝承が伝わっている。 また北の山一つ向こうの仙波町大釜に伝わる、常盤御前の伝承に出てくる「牧の不動様」というのはここのことだと思われ、そうなると秀林寺の創建以前から不動堂が建っていたと思われる。 【白滝不動】 昔、山城国の坊様が、旅の途中で彫ったお不動様を背負って修行の旅をしていた。 牧村に差し掛かった坊様は、細く落ちる滝を見つけ少し休むことにした。 お不動様を背から下ろし、ひと口、ふた口と清水を飲み、しばらく休んで滝に感謝して手を合わせた。 疲れを癒した坊様は、再びお不動様を背負い立ち上がろうとしたが、どういうわけか、どんなに踏ん張っても立ち上がることができない。 坊様は「ああ、お不動様は、この滝のある所がお気にめされたんじゃな」と考え、お不動様に手を合わせると木や石につかまりながらなんとか滝の上まで登り、そして滝の落ち口の近くに平らな場所を見つけ、ここにお堂を建てようと思い、山を下りて村の人々に話をしてまわった。 牧村の人たちも「それは、ありがたいことだ」と集まってきて、粗末だがお堂を建てることができた。 坊様も小さな庵を建てて、お不動様をお守りすることにした。 滝の上のお堂にお祀りしたお不動様なので、いつしか「白滝不動」とよばれるようになった。この話は近くの村々にも知れ渡るようになり、悪いことから守ってくれるありがたい仏様だと、大勢の人がお参りにくるようになった。 お不動様の縁日は二十八日。特に十月二十八日のお祭りは大にぎわいだったそうで、昔はお団子山盛りの大鉢が、十も二十も供えられて、境内は押すな押すなの大盛況だったそうである。 白滝不動尊は「牧の不動様」として親しまれ、今日でも秋山川岸の中腹にお堂が建っている。
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「白滝不動」「牧のお不動様」の名で親しまれる不動尊。
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宝国山
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天松院
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永享二年(1430年) 伝承に依るならば鎌倉時代以前
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山城国から来た僧侶
