須山浅間神社のお参りの記録(1回目)
静岡県富士岡駅

【須山浅間神社（すやませんげんじんじゃ）】
～富士山世界遺産構成資産（神社：5/8）～
　須山浅間神社は、古くは富士山東口の社だったが、後に登山道の増設に伴い南口登山道の冨士浅間の下宮として祭られた。第12代景行（けいこう）天皇（在位：71－130）の御代（110）、皇子の日本武尊（やまとたけるのみこと）が東征の際創建し、第29代欽明天皇（在位：539－571）13（552）年に蘇我稲目が再興したとされている。
ー祭神ー
①木花之佐久夜毘売命（このはなのさくやひめのみこと）(別称：浅間大神（あさまのおおかみ）)…大山津見神（大山祇神）の御息女で大変美しく、天照大御神の孫神の邇邇芸命（瓊々杵尊）の皇后となる。神徳：縁結び・安産子育。
②邇邇芸命（ににぎのみこと）…天照大御神の孫神であるので天孫とも呼ばれる。地上に降臨した邇邇芸命は、木花之佐久夜毘売命という美女と出会い妃とした。神徳：事業繁栄・心願成就。
③大山津見神（おおやまつみのかみ）…木花之佐久夜毘売命の父親。日本中の山を束ねる神様。神徳：山林守護・商売繁盛。
④日子穂穂手見命（ひこほほでみのみこと）…邇邇芸命と木花之佐久夜毘売命の間に生まれた御子神。海幸彦・山幸彦の話で知られる山幸彦（やまさちひこ）。神徳：子授安産・厄除開運。
⑤天熊人命（あめのくまひとのみこと）…月読命（つくよみのみこと）に殺された保食神（うけもちのかみ）が死んだ後に体の部位が様々な食物に変わり、これを天照大神に持ち帰った神様とされている。その逸話から食物の神とされている。