いいなりじぞうそん
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言成地蔵尊のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年01月08日(土)
(完・9)言成地蔵尊..静岡県三島市東本町1丁目13..
小菊ちゃんは手を合わせて「お殿様の言いなりになりますから、助けてください」と、何度も何度も頼んだのですが、とうとう手討ちになってしまいました。
小菊ちゃんの霊を祀るために地蔵堂を建てました。(1687年)
小菊ちゃんは手を合わせて「お殿様の言いなりになりますから、助けてください」と、何度も何度も頼んだのですが、とうとう手討ちになってしまいました。
小菊ちゃんの霊を祀るために地蔵堂を建てました。(1687年)
今から、およそ330 年前のこと
今の東本町辺りに、尾張屋源内という猟師が住んでいました。
ある日、源内のかわいいひとり娘、6歳になる小菊ちゃんが、町を歩いていました。お母さんが道の向こう側にいた、そのときです。
明石の殿様、松平若狭守【わかさのかみ】の行列がやってきました。
「下にい、下にい」
ある日、源内のかわいいひとり娘、6歳になる小菊ちゃんが、町を歩いていました。お母さんが道の向こう側にいた、そのときです。
明石の殿様、松平若狭守【わかさのかみ】の行列がやってきました。
「下にい、下にい」
町の人びとは、息をひそめて行列が通りすぎるのを待ちます。お母さんはあわてて、小菊ちゃんにそこを動かないようにと、うっかり声をかけました。
ところが、小菊ちゃんは、自分を呼んだものと勘違いして、なにげなく行列の前を横切ったから、さあ大変です。
ところが、小菊ちゃんは、自分を呼んだものと勘違いして、なにげなく行列の前を横切ったから、さあ大変です。
これを見た侍は、怒って、小菊ちゃんを本陣へ連れて行きました。
驚いた町の人たちは、玉沢の偉いお上人に頼んで、小菊ちゃんが助かるよう、殿様にお願いしました。
驚いた町の人たちは、玉沢の偉いお上人に頼んで、小菊ちゃんが助かるよう、殿様にお願いしました。
お上人の頼みとあって、殿様は、やっと許す気になりました。
ところが、このときお上人はうっかり、小菊ちゃんのお父さんが、尾張の国の人であることを言ってしまいました。
尾張の国と仲の悪い殿様は、また怒り出し、打ち首を命令したのです。
ところが、このときお上人はうっかり、小菊ちゃんのお父さんが、尾張の国の人であることを言ってしまいました。
尾張の国と仲の悪い殿様は、また怒り出し、打ち首を命令したのです。
小菊ちゃんは手を合わせて「お殿様の言いなりになりますから、助けてください」と、何度も何度も頼んだのですが、とうとう手討ちになってしまいました。
小菊ちゃんは手を合わせて
「お殿様の言いなりになりますから、助けてください」
と、何度も何度も頼んだのですが、とうとう手討ちになってしまいました。
小菊ちゃんは手を合わせて
「お殿様の言いなりになりますから、助けてください」
と、何度も何度も頼んだのですが、とうとう手討ちになってしまいました。
これを知ったお父さんは、箱根の山にかくれ、行列のかごを待ち、殿様のかごが見えると、ねらいをつけて鉄砲を撃ちました。
ところが、どうしたわけか、かごの中には殿様はいなかったのです。
お父さんは、小菊ちゃんのかたきをうつこともできないまま、自殺してしまいました。
お父さんは、小菊ちゃんのかたきをうつこともできないまま、自殺してしまいました。
9)町の人びとは、小菊ちゃんのためにお地蔵さんをつくりました。小菊ちゃんの最後の言葉から、「言成地蔵」と呼んでいます。
---三島市役所HPより---
---三島市役所HPより---
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