あかおしぶたれこうりべじんじゃ
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楽しみ方赤尾渋垂郡辺神社のお参りの記録一覧

遠江國式内社巡り 其の二十一
■神社名 赤尾渋垂郡辺神社
(アカオシブタレコウリベジンジャ)
■御鎮座 袋井市高尾
■御祭神 息長足姫命(神功皇后)
譽陀和気命(応神天皇)
玉依姫命
■御例祭 十月十五日
■式内社 遠江國六十二座山名郡四座
郡邊神社(コヲリヘノカミノヤシロ)
■旧社格 郷社
赤尾渋垂郡辺神社は延喜式神名帳の遠江国六十二座山名郡四座に列する、郡邊神社の論社とされる古社です。
◆遠江國は現在の静岡県西部の大井川以西、山名郡は袋井市並びに森町の大部分と隣接する磐田市東部の辺りを示します。
赤尾渋垂郡辺神社は元々は赤尾神社、渋垂神社、郡辺神社に分かれお祀りされていましたが、明治時代に合祀され現在の特徴的に長い御社名となっています。
郡辺神社の創祀は、奈良時代前期の養老元年(717年)遠江国造の御霊を勧請したのが始まりとされています。袋井市の西通に鎮座されていましたが、明治二十二年東海道本線開通による袋井駅周辺開発のため現在地に遷座されました。
赤尾神社、渋垂神社の両社はともに延喜元年の「日本三代実録」に記載のある「国史見在社」でありましたが、明治一七年に現在地である赤尾神社に渋垂神社が合祀されています。
神仏習合の時代の赤尾神社境内には、天平十一年(739)行基菩薩により赤尾山長楽寺が開山され隆盛したと伝わりますが、戦国時代には兵火にも晒され、明治の神仏分離令により廃寺となりました。
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袋井市街を抜けて法多山にお参りに向かう際によく神社の前は通っていて、「長い御社名だな~」とは思ったりしていたのですが、今回初めて参拝に上がり、その御由緒などを調べてみるにつけ、ひとつの神社にも色々な変遷をたどりながら今日まで続いている事を改めて認識した次第です。
(神仏習合や神仏分離、遷座や合祀など大方は人間社会の都合なのですが、、)
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四季折々の催しや限定の御朱印をお受けするのも楽しみではありますが、今改めて地元遠州の古社式内社を巡らせていただき造詣を深めよう、と思い立っての巡拝です。
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浜松神社巡り(おまけ)浜松地区の最後の神社参拝を終え、磐田に向けて車を走れせ、途中のコンビニで休憩を取りながら、戴いていた御朱印を確認していると蜂前神社の御朱印がないことに気づき、多分蜂前神社の境内で落としたのだろうとへこんでいました。須倍神社も在庫なしで戴けなかったので、最後に気分が落ち込んでいたし、まだ時間があるのでとりあえず目的地へ向け出発。最終的に時間の余裕があるので、目的地そばの神社を探したところ、こちらを見つけました。中々の読めない社名だが、合祀された神社をすべて繋げたみたいです。静岡は実直に政府の政策の下、合祀政策を実施したようです。社務所を訪れ、お声がけして御朱印を拝受いたしました。これで本日最後の神社になります。

鳥居

平成十一年(1999)奉納の狛犬



由緒書


灯篭


辨天池


境内社 赤尾弁財尊天社 御祭神:白龍神・弁財尊天(市許島姫命)


手水舎

手水盤

脇に使用されていない慶応四年(1868)奉納の手水盤


石段

昭和八年(1933)奉納の灯篭



拝殿

扁額


本殿 赤尾神社 御祭神:伊弉諾命・伊弉册命・菊理姫命、渋垂神社御祭神:息長足姫命(神功皇后)・誉田別命(応神天皇)・玉依姫命、郡辺神社 御祭神:表筒男命中筒男命・底筒男命・表津綿津見神・中津綿津見神・底津綿津見神・大己貴命(大国主神)、若一王子神社 御祭神:天忍穂耳命、八幡神社 御祭神:息長足姫命・誉田別命・玉依姫命、天伯神社 御祭神:猿田彦命、天神社 御祭神:菅原道真、注連神社 御祭神:注連神社大神

灯篭







境内社 礎国神社 御祭神:旧袋井市内の明治・大正・昭和の英霊1370柱

境内社 白山神社(白山妙理大権現社) 御祭神:菊理姫命・印岐美命(遠江國造)・素戔嗚尊・伊弉諾命・伊弉冉命・金山毘古命・金山毘売命
山名神社・敢國神社・津島神社を合祀
天正十六年(1588)建立の社殿(市有形文化財)


白山妙理大権現社
菊理姫命・印岐美命(遠江國造)・素戔鳴尊・伊菲諾命・伊弉册命・金山毘古命・金山毘賣命
合祀神社
山名神社・敢國神社・津島神社(境内本社から分祀)

手招き犬みくじ

【遠江國 式内社巡り】
赤尾渋垂郡辺神社(あかお・しぶたれ・こうりべ~)は、静岡県袋井市高尾にある神社。式内社で、旧社格は郷社。祭神は息長足姫命、譽陀和気命、玉依姫命ほか16柱。
社伝によると、創建は奈良時代の717年、遠江國造の神霊を相殿に祀ったのが始まり。739年に行基より開山、のちに高野山普門院の末寺、赤尾山長楽寺と号して栄えた。国史の初見は『日本三代実録』878年条に赤尾神、澁垂神の神階奉授の記載がある。また927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「遠江國 山名郡 郡邊神社 小」の論社となっており、他の論社としては冨士浅間宮(袋井市)と七ツ森神社(袋井市)がある。戦国時代には兵火を被るなど社寺の整備は思うに任せず、明治に入り旧に復し神社となった。国策の一村一社制のために、二つの本殿があった赤尾神社、澁垂神社を合祀し、その後も郡邊神社(六所大明神)など多くの神社を合祀し、近代社格制度のもと郷社に列した。
当社は、JR東海道本線・袋井駅の東方1kmのなだらかな傾斜地にある。境内はかなり広いようで、南端から入ってすぐに広い駐車場、階段上がって広場があって、さらに上がって社殿周りの広場がある。入口から社殿までだけでも数百mあり、境内社がある範囲だけでもそれなりに広い(Google Mapだと社殿背後に更に広い敷地が広がっている)。社殿、社務所、境内社のいずれもが新しく建て直されていて、全体にきれい。現在の氏子衆の信仰の篤さを感じる。
今回は遠江國の式内社ということで参拝することに。参拝時は休日の午後、自分以外にも数組の家族連れなどが訪れていた。

境内南端入口の<社号標>。入ったエリアは広々とした駐車場。

駐車場を抜けると<鳥居>が現れる。

鳥居をくぐると右手に赤い橋が現れる。

橋の先には<弁財天社>。

参道左手の一段高いところにある<白山妙理大権現社>。

参道左側の<手水舎>。

前方を望む。社殿周りの神域は高い場所にある。

参道の左手高台にある<礎國神社>。

<礎國神社>を階段途中から見上げる。

いよいよ神域への階段を登る。

階段を登り切ると<拝殿>全景。新しいようで、大きく立派。

<拝殿>正面。

拝殿正面上部の扁額には<澁垂神社>とある。

社殿左側の新しそうな<社務所>。ただし無人。

社務所前にある<願掛け宝珠石>。

社務所前から<社殿>全景。

拝殿後ろの<本殿>。覆屋で囲われている。

本殿の左側にある<御池>(左)と<御井>(右)。

拝殿に向かって右後ろにある旧<白山権現社>への階段。台風で被害を受け、手水舎付近に遷座した。

旧白山権現社入口から社殿を望む。

帰り道、参道を下りながら弁財天社を見ると白梅と紅梅の競演。(^▽^)/
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