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かくるじんじゃ

賀久留神社のお参りの記録一覧
静岡県 高塚駅

ナオ ユキオ
ナオ ユキオ
2025年12月05日(金) 19時56分37秒
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#遠江國式内社巡り 其の十一

■神社名 賀久留神社(カクルジンジャ)

■御鎮座 浜松市旧西区神ヶ谷町町

■御祭神 闇御津羽神(クラミツハノカミ)
     闇淤加美神(クラオカミノカミ)

■御例祭 九月最終土曜日曜
     例大祭行列「神幸祭」
     (浜松市無形民俗文化財)

■式内社 遠江國六十二座敷智郡六座
     賀久留神社(カクルノカミヤシロ)

■旧社格 縣社

賀久留神社は延喜式神名帳の遠江国六十二座敷智郡六座の一社に列する古社です。
◆遠江國は現在の静岡県西部の大井川以西、敷地郡は浜名湖東岸から浜松市南西部の辺りを示します。

御祭神二柱は神生みの神話のなかで、伊邪那岐命が伊邪那美命の死の原因となった火之迦具土神を斬った刀(天之尾羽張)の柄に溜まった血が指の間から漏れ出て成った対をなす水と雨を司る神様で竜神ともされています。
古くから雨乞いの神様として崇敬され、神宝として「雨乞いの竜の面」が遺されています。

中世に八幡三神が合祀され神ヶ谷村八幡社と称していました。
日清戦争において神ヶ谷村出身の兵士に一人も戦死者が出なかったことから、以降の戦時には出征兵士の武運長久を祈願に近隣は元より全国から多くの参拝者が訪れたそうです。

神社は三方原台地の南側の「へり」の傾斜地に眼下一帯を見守るように静かに鎮座されています。
我が家の氏神様であり、ウン十年前には隣にあった幼稚園(昭和三十三年廃校した神ヶ谷町小学校旧校舎)に通い、小学生の授業で写生に来たりした、とても身近な場所でもあり、御神木の夫婦木楠や鎮守の杜に囲まれた心落ち着く場所となっています。
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最後にもう一つ、地元にだけ残るむかし話を、、

寛永十年(一六六三)江戸幕府三代将軍(お爺ちゃん大好き)家光公が京都上洛の道中に濱松に立ち寄りました。その際父である二代秀忠公の産土神であった五社神社に参詣し、社殿の大造営を命じました。
困った時の浜松城主は賀久留神社随神門の周辺の御影の切石に目を付け、氏子村民の反対抵抗虚しく召し上げられてしまい、替わり河原の丸石を泣く泣く積み上げたそうです。
斯様な「悲憤の石垣」というお話が、村の歴史として語り継がれています。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

四季折々の催しや限定の御朱印をお受けするのも楽しみではありますが、今改めて地元遠州の古社式内社を巡らせていただき造詣を深めよう、と思い立っての巡拝です。

賀久留神社の御朱印
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
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サンダー
サンダー
2024年08月26日(月) 06時23分22秒
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浜松神社巡り⑨御祭神は闇御津羽神・闇淤加美神の2柱で、後に気長帯比売神・誉田別命・玉依比売命を合祭した神社です。この後参拝する曽許乃御立神社とともに式内社「賀久留神社」の論社です。神職は常駐していませんが、素敵に管理が行き届いた神社でした。拝殿背後に独立して本殿があり、境内社もありますが瑞垣で囲われており近づくことができません。あまり資料がなく詳細がわからないのが残念です。御朱印は拝殿に書置きが用意されていました。

賀久留神社(静岡県)

社号標

賀久留神社(静岡県)

明治廿六年(1893)奉納の鳥居

賀久留神社(静岡県)

須山長次歌碑「罪あらは 我を罰せよ 天津神 ひとの悪きは 我が悪きなり」

賀久留神社(静岡県)

石段

賀久留神社(静岡県)

社号標

賀久留神社(静岡県)

灯籠

賀久留神社(静岡県)

石碑  ほぼ読めません

賀久留神社(静岡県)

手水舎

賀久留神社(静岡県)

昭和八年(1933)奉納の手水盤

賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)

石段上から

賀久留神社(静岡県)

社号標

賀久留神社(静岡県)

由緒書

賀久留神社(静岡県)

随身門

賀久留神社(静岡県)

随神様

賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)

狛犬

賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)

大正八年奉納の灯籠

賀久留神社(静岡県)

灯篭

賀久留神社(静岡県)

宝庫

賀久留神社(静岡県)

百度石

賀久留神社(静岡県)

拝殿

賀久留神社(静岡県)

扁額

賀久留神社(静岡県)

御朱印が用意されていました

賀久留神社(静岡県)

本殿 本殿前の狛犬(宝暦7年(1757))が迫力あるらしいのだが、遠くてよく見えません

賀久留神社(静岡県)

丙子年(宝暦6(1756)奉納の灯籠 

賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)

本殿左側の境内社 御本楠神社他

賀久留神社(静岡県)

瑞垣内本殿右の境内社 若宮神社・米神社・稲荷神社・武王神社・天宇受売神社・東渡神社・天神宮・富神社があるがどれがどれだか不明

賀久留神社(静岡県)

社号標

賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)

瑞垣内の境内社 手前が西宮神社 背後に五本楠神社、右に本殿

賀久留神社(静岡県)
賀久留神社(静岡県)

御神木

賀久留神社(静岡県)

手水舎

賀久留神社(静岡県)

宝暦六年(1756)奉納の手水盤

賀久留神社(静岡県)
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惣一郎
惣一郎
2022年03月12日(土) 12時03分13秒
1269投稿

【遠江國 式内社巡り】

賀久留神社(かくる~)は、静岡県浜松市中区神ヶ谷町にある神社。式内社で、旧社格は県社。祭神は闇御津羽神、闇淤加美神、氣長帶比賣命、誉田別命、玉依比賣命。古くから雨乞いの神として知られ、雨乞いの竜の面の伝説が残っている。

創建は不詳。社伝によると、平安時代の863年に神階奉授の記録がある。927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「遠江國 敷智郡 賀久留神社 小」に比定されている。南北朝時代1338年に宗良親王の御祈願、室町時代1419年に将軍・足利義直による社殿造営、戦国時代1541年に国司・今川義元による社殿再建と社領寄進、安土桃山時代1601年に伊奈備前守忠次が黒印地15石寄進、1648年徳川家光が朱印地15石寄進、遠江浜松藩初代藩主・松平信祝以降歴代藩主からの奉幣と寄進の記録がある。明治時代に入り、近代社格制度のもと県社に列格、1930年の昭和天皇行幸の際には、陛下が当社所有宝物を天覧された。

当社は、JR東海道本線・高塚駅の北方4kmの丘陵地帯のなだらかな南斜面にある。現在の境内地は広くはなく、境内西側が大通りに面し、小さな入口から少し上がると、社殿周りのちょっとした境内地があるのみ。境内北側、南側を寺院に挟まれているせいか、雰囲気は何となく寺院風。サイズ的には旧村社格から小さめの旧郷社ぐらい。御神木の樹齢800年と言われる巨木が古社であることを語ってくれる。

今回は、遠江國の式内社、静岡県の旧県社ということで参拝することに。参拝時は平日の午後、参拝者は自分以外には見掛けなかった。

※当社では、拝殿に書置きの御朱印が置いてあるため、社務所が無人でも御朱印を拝受できる。

賀久留神社の鳥居

境内南端入口の<鳥居>と<社号標>。社号標には「式内 賀久留神社」とある。
鳥居の右側、境内の南側は敬雲寺という寺院。(境内北側は洞雲寺という寺院。)

賀久留神社のその他建物

鳥居をくぐり、階段を少し上がるともう一つ<社号標>がある。こちらには「式内 県社 賀久留神社」と刻まれている。

賀久留神社の山門・神門

階段を登り切ると<隋神門>がある。

賀久留神社(静岡県)

隋神門の手前、参道左側にある<手水舎>。

賀久留神社のその他建物

隋神門をくぐったところから<社殿>を望む。

賀久留神社の狛犬

階段を登った左側にある<狛犬>。

賀久留神社(静岡県)

階段を登った右側にある<狛犬>。

賀久留神社の本殿・本堂

<拝殿>全景。瓦葺のシンプルな造り。

賀久留神社の本殿・本堂

<拝殿>正面。ちゃんと扉が開いていて、内部も綺麗にされている。御朱印は賽銭箱の横に書置きがある。

賀久留神社の本殿・本堂

拝殿後方の<本殿>は、瑞垣に囲われていて、拝殿とは分離している。また境内社もこの瑞垣の中に建っている。(当地では珍しい鉄製篝火が気になる...(^_^;))

賀久留神社の末社・摂社

瑞垣内の南西角にある<西宮神社>。

賀久留神社の末社・摂社

瑞垣内の北西角、本殿の左隣にある<五本楠神社>ほか2社。

賀久留神社の本殿・本堂

瑞垣内の北側中央にある<本殿>。高床になった正統派の造り。

賀久留神社(静岡県)

瑞垣内の北東角にある境内社。

賀久留神社の末社・摂社

瑞垣内の南東角にある境内社と建物。

賀久留神社のその他建物

拝殿に向かって右手にある<社務所>。宮司さんがいらっしゃる時は、御朱印はこちら。

賀久留神社の本殿・本堂

社務所前から見た<社殿>全景。

賀久留神社のその他建物

左側の狛犬の後ろにある建物。

賀久留神社のその他建物

社殿の左手奥を見ると、かなり巨大な樹木が立っている。

賀久留神社(静岡県)

御神木の<夫婦木楠>。樹高35m、樹齢800年。根回りの力強さが美しい!(o^―^o)
古社を何百社見て廻っても、なかなか出会わない巨木。大きな立看板がかなり小さく見える。

賀久留神社の周辺

境内西側の道から南方向を望む。のどかな環境にある。(^▽^)/

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