御池神社のお参りの記録(1回目)
愛知県佐久間駅

【愛知県 豊根村】（おいけじんじゃ）

愛知県の北東部に豊根村という山間部の村があります。
失礼ながら同じ愛知県民でも訪れた人は少ないかもしれません。
そんな村が50年程前、正確には昭和48年（1973年）に大きな変化があったようです。
「変化」とは愛知県で最も大きいダムができたのです。（新豊根ダム）
当時子供ながらに、ニュースなどで名前を記憶していました。

せっかく近くまで来たのだから、一度くらいは見ておこうとダム湖沿いを進みます。
「みどり湖」と名付けられたダム湖は、元々「大入川」という天竜川の支流です。

ダムができる際には、「湖底」に沈んでしまう集落もあります。
当時の住民の方々の心境を想像すると複雑な思いです。
沈んでしまう集落があれば、沈んでしまう神社もあります。山の神様もおみえです。

そんな沈んでしまう神様をこちらに集められ鎮座された神社となります。
「龍神伝説」もあることから狛犬と同じように左右に「狛龍」がおみえされています。

ダムによって水害災害が阻止され、下流の市町村に「水」の潤いをもたらします。
その陰にあった「小さな集落」の生活を忘れてはなりません。