かみむすびいのちぬしのかみのやしろ
神魂伊能知奴志神社のお参りの記録一覧
出雲大社の縁結大祭に参列した際にお伺いしました。
出雲大社の出来事はここでは記載致しません。
命水社と呼ばれています。
出雲大社から東側へ少し歩くとお社とムクノキがいらっしゃいました。
御祭神は神産巣日大神様。サムハラ神社奥ノ宮の御祭神の一柱です。大国主大神様が国造りをされる際に生死の境にあるときに幾度となくお救いになられた護りの神様で国造りの大事業の守護神でもあります。
お伺いした際には曇っていて小雨もパラパラと降り出していましたが、ムクノキに触れて見上げたら日が差してきました。
樹齢1000年を超えるムクノキに魅入ってしまい、お社の写真を撮るのを忘れてしまいました(笑)
機会があれば、緑の繁った時期のムクノキも拝見できたらと思います。
貴重なお時間をありがとうございます。
ムクノキ
ムクノキ
ムクノキ。日が差してきて空が明るくなりました。
出雲国出雲郡の式内社「同社神魂伊能知奴志神社」です。出雲大社から見て東、出雲教の北島国造館から少し歩いたところに鎮座しています。記紀神話において大己貴命さまが兄の八十神さまによって殺されますが、こちらに祀られる神産巣日神さまによって蘇生したことが「命主社」の由来と思われます。
《参道》
《御神木》
推定樹齢1000年のムクノキです。
《拝殿》
神在祭なのもあってかチラホラと参拝者がいます。
《手水舎》
使われていません。
《由緒書き》
伊能知奴志(いのちぬし)→命主に同音で置き換わったんですね。
ここでなんとなく面白いのは、神産巣日神さまと対になる高御産巣日神さまがいます。
高御産巣日神さまは天照大御神さま関連の伝承では本人かその系譜の神様が出て来ますが神産巣日神さまはほとんど出て来ません。
対して出雲における大国主命さま関連の伝承には高御産巣日神さまは出てこないのです。
《本殿》
👁チェックポイント‼️
出雲大社を代表とした建築様式を大社造と呼び、その最大の特徴は入り口が中央から右寄りにあることです。当社も一見同じ大社造に見えますが中央に入り口があり、建物自体が正方形に近くなっています。
この場合は大社造ではなく大鳥造に近いもので、出雲地方でもたまに見られます。
《真名井遺跡》
本殿裏手にあり、小さな祠も見受けられます。
こちらにあった大石を石材として切り出した時、銅戈や勾玉が見つかったんだそうです。
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