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かみむすびいのちぬしのかみのやしろ

神魂伊能知奴志神社のお参りの記録一覧
島根県 出雲大社前駅

ホークアイキャメル
ホークアイキャメル
2025年11月23日(日) 21時00分20秒
283投稿

🍁秋の中国・四国を巡る旅⑤🍁
出雲大社へ参拝に上るにあたり、事前に色々と調べていたところ「稲佐の浜」に続きもう1箇所、立ち寄るべきとされる場所がありました。それが『命主社(いのちぬしのやしろ)』です。命主社は、出雲大社の摂社という位置づけにあり、ゆかりの深い神様を祀った神社で、出雲大社における重要な祭祀にも関わる位置づけになるようです。

【命主社】
• 正式名称: 神魂伊能知奴志神社
 (かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)
• ご祭神: 神産巣日神
 (かみむすひのかみ)

『古事記』において、世界と生命を生み出したとされる造化三神(ぞうかさんしん)の一柱にあたる大変重要な神様です。
神話的背景として、命主社の御祭神である神産巣日神(かみむすひのかみ)は、出雲大社のご祭神である大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の祖神にあたります。特に、大国主命が兄神たちにいじめられて命を落とした際、母神の願いを聞き入れて命を蘇らせた神様として知られています。この神話的な背景から、命主社は生命の根源、復活、再生といった強い「命」のパワーを持つとされています。そのため、出雲大社で縁結びや福徳を願う前に、命主社で「命」の力をいただき心身を清めるという意義があるのだそうです。_φ(・_・💦

◯参拝ルートにおける位置
命主社は出雲大社の本殿から東側、北島国造館(きたじまこくそうかん)を過ぎた先にあります。出雲大社の銅の鳥居(四の鳥居)を潜らず右に進むと見つけることができます。

まずは出雲大社の賑わいから少し離れ、北島国造館の落ち着いた雰囲気の中を進むと、命主社は鎮座しています。周辺は非常に静かで、厳かな空気が漂っていました。社の横には巨大なムクノキ(椋の木)のご神木があります。その太い幹と天に向かって伸びる枝ぶりは、まさに「命」の力強さの象徴のように感じられます。このご神木と社殿が一体となり、強いパワースポットを作り出している印象を受けました😊

古代からの生命の神様に対し、まずは自分の心身を清め、生命力を高めていただくよう願いを込めました👏また、稲佐の浜で禊を行い、命主社で生命の根源に触れることで、出雲大社で大国主大神に参拝するための準備が整うという、非常に意義深いルートだと思いました。この後は、いよいよ出雲大社の拝殿、八足門、本殿へと進むことになります。
次の投稿に続きます😊

神魂伊能知奴志神社(島根県)
神魂伊能知奴志神社(島根県)

御神木(椋の木)

神魂伊能知奴志神社(島根県)

御社殿

神魂伊能知奴志神社(島根県)
神魂伊能知奴志神社(島根県)

銅の鳥居を潜らずに右に進むと吉野川架かる橋があるので渡ります。

神魂伊能知奴志神社(島根県)

社家通り、左手が北島国造館になりますが、国造館を過ぎた左側に命主社があります。

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神祇伯
神祇伯
2023年12月10日(日) 18時24分48秒
1693投稿

出雲国出雲郡の式内社「同社神魂伊能知奴志神社」です。出雲大社から見て東、出雲教の北島国造館から少し歩いたところに鎮座しています。記紀神話において大己貴命さまが兄の八十神さまによって殺されますが、こちらに祀られる神産巣日神さまによって蘇生したことが「命主社」の由来と思われます。

神魂伊能知奴志神社(島根県)

《参道》

神魂伊能知奴志神社(島根県)

《御神木》
推定樹齢1000年のムクノキです。

神魂伊能知奴志神社の本殿・本堂

《拝殿》
神在祭なのもあってかチラホラと参拝者がいます。

神魂伊能知奴志神社(島根県)

《手水舎》
使われていません。

神魂伊能知奴志神社(島根県)

《由緒書き》
伊能知奴志(いのちぬし)→命主に同音で置き換わったんですね。
ここでなんとなく面白いのは、神産巣日神さまと対になる高御産巣日神さまがいます。
高御産巣日神さまは天照大御神さま関連の伝承では本人かその系譜の神様が出て来ますが神産巣日神さまはほとんど出て来ません。
対して出雲における大国主命さま関連の伝承には高御産巣日神さまは出てこないのです。

神魂伊能知奴志神社(島根県)
神魂伊能知奴志神社の本殿・本堂

《本殿》
👁チェックポイント‼️
出雲大社を代表とした建築様式を大社造と呼び、その最大の特徴は入り口が中央から右寄りにあることです。当社も一見同じ大社造に見えますが中央に入り口があり、建物自体が正方形に近くなっています。
この場合は大社造ではなく大鳥造に近いもので、出雲地方でもたまに見られます。

神魂伊能知奴志神社(島根県)

《真名井遺跡》
本殿裏手にあり、小さな祠も見受けられます。
こちらにあった大石を石材として切り出した時、銅戈や勾玉が見つかったんだそうです。

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