出雲大社北島国造館 出雲教のお参りの記録(1回目)
島根県出雲大社前駅

🍁秋の中国・四国を巡る旅⑧🍁
最後に北島国造館に伺いました。
出雲大社と「出雲教」の関係については、出雲大社の祭祀を代々司ってきたのが、天穂日命（あめのほひのみこと）の末裔とされる出雲国造（いずものくにのみやつこ）家です。この国造家は、古くから千家（せんげ）家と北島（きたじま）家の二家によって受け継がれてきました。この二家が、明治時代の宗教行政上の理由から、それぞれ独立した教団を設立しました。

◯出雲教（いずもきょう）
設立者: 北島家（第76代出雲国造・北島脩孝）
拠点: 出雲大社北島国造館
性質: 出雲大社の御祭神である大国主大神の神徳を広めることを主な目的としています。北島国造館は、この出雲教の総本院としての役割を担っています。
◯出雲大社教（いずもおおやしろきょう）
設立者: 千家家（当時の大宮司・千家尊福）
拠点: 出雲大社の境内（神楽殿隣の教務本庁など）

信仰の根源は同じで「出雲教」も「出雲大社教」も、大国主大神への信仰と、出雲大社創建の精神を根源としています。