豊国神社のお参りの記録(1回目)
滋賀県長浜駅

【滋賀県 長浜市】
江戸時代には豊臣家の滅亡とともに、江戸幕府の命により秀吉を祀ることは禁じられたようです。「長浜豊国神社」も苦難の時代を迎えたようですが、「長浜の町衆」は、表立てとして「えびす神」を祀り、その奥殿に隠れて「豊太閤」を祀り続けてきました。多くの豊国分社が廃絶したなかで、長浜の豊国神社が四百年間、守り伝えられてきたのは、町衆の秀吉に寄せる想いとのことです。
その後、明治維新を経て秀吉の三百回忌に当たる1898年（明治31年）に「拝殿」が再建され、1881年（明治14年）に「村社」に列せられ、1912年（大正元年）に字中鞴の地より現在地に遷座しているとのことです。
現在では、豊臣秀吉の他、戦国武将の「加藤清正」などが祀られている。