天台宗
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楽しみ方慈眼寺へのアクセス
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駐車場に関する投稿

滋賀県寺院巡りの4寺目は、3寺目の近江八幡市から南西へ約20kmの守山市に在る住吉山 興福院 慈眼寺です。
天台宗で、本尊は秘仏・十一面観音(通称は帆柱観音)。
こちらに安置の薬師如来坐像、日光菩薩立像、月光菩薩立像は市指定文化財です。
自治会にて管理されている寺院のため、拝観に際しては自治会の総代様に依頼しました。
自治会総代様の連絡先は守山市役所のHPに記載されておりました。(個人情報保護が騒がれる昨今ですが、TEL番号とお名前が載っています。大丈夫かな?と思ってしまいますが。)
それと、毎月第2日曜日の法要と毎年1月17日の初観音の時には予約無しで拝観可能との事でした。また、秘仏本尊・十一面観音の開帳は特定日が決められている訳ではないとの事でした。(吉見中町、吉見東町、吉見西町の3町の自治会長さんが相談して決める。)
本尊・十一面観音「帆柱観音」は、805年に最澄が唐から日本への帰路の途中、海上で暴風雨に見舞われ、帆柱も折れ、今にも沈没しそうになった。その時、最澄が十一面観音に祈りを捧げると、尊像が海上に現れ、風波が平穏になり、難を逃れることが出来た。無事に帰国した最澄は、航海安全の結縁として、折れた帆柱で十一面観音像を自ら刻んで、帆柱観音と名付け、小堂を建立し、寺名を慈眼寺とされたと伝わります。
その後、延暦寺焼き討ちの兵火により焼失し、本尊も所在不明になったが、江戸時代に本尊が林の中から発見され慈眼寺が再建された。当時慈眼寺には本堂の他に、薬師堂、如意輪堂、地蔵堂等の諸堂があったとの事です。また、薬師如来坐像は、近くの住吉神社の本地仏であったとの説があります。
ほぼ約束の時刻に到着しましたら既に総代様が待っていらっしゃいました。周りに駐車場がないため境内に停めさせて頂きました。早速、本堂に入らせて頂きました。(本堂以外にお堂はありません。本堂は2008年に建て替え完成、資金は寄附金・募金等により賄ったとの事で頭が下がります。)
須弥壇には閉扉された本尊・十一面観音が安置されている厨子、その前にお前立本尊。左側の脇間には薬師三尊。(薬師如来坐像と日光、月光菩薩立像)薬師如来坐像は、高さ約144cm、平安時代末期~鎌倉時代初期の作、ふっくらとした優しいお顔です。脇侍の日光、月光菩薩立像は、高さ約251cm、堅いというか上手く言葉で表現できませんが中尊とはややイメージが合わない感じ。当初は鎌倉時代の作と考えられていましたが、2008年の修理の際に近世(江戸中期~後期)の作と判明しました。
右側の脇間には十二神将の内の1躯のみが安置してあり、高さは150cm位でしょうか、大きいので最初は四天王の内の1躯だと思いました。こちらも薬師如来の眷属としては合わないと思うので、江戸時代以降に作られたものではないかと思いました。(何故1躯だけなのかもわかりませんでした。)
自治会で護られていくのは大変だと思いますが、勝手ながら末長く後世に遺して頂きたいと思います。
鐘楼(梵鐘は太平洋戦争時に供出)
お地蔵さん
本堂
薬師三尊
薬師如来坐像
日光菩薩立像
月光菩薩立像
お前立本尊
十二神将の内の1躯
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