薬師堂のお参りの記録(1回目)
滋賀県栗東駅

守山市で神社巡り中に見かけ寄らせていただきました。
蓮生寺が飛び地として管理しています。
平安時代に制作されたといわれる木造薬師如来坐像が安置されています。この仏像は明治42年4月5日に国の重要文化財に指定されましたが、指定を受けたときは仏頭のみであったため、「薬師堂木造仏頭」という名称でした。その後、大正年間に村人がその信仰と保存のため、像高約95㎝の薬師如来として体部分を復元し、信仰されています。その際に、仁王門とともに薬師堂も再建されました。

仁王の守る門をくぐってまっすぐ奥にある薬師堂の仏像は、明治42年(1909)に国から重要文化財指定を受けていますが、実は指定された当時には仏頭(仏像の頭部)しか残っていないという状態でした。
頭部のみの状態でも国指定重要文化財にふさわしいとされたのは、重要性ももちろんですが、心打たれるその表情にも理由があったのではと言われています。
毎月8日午前中の「勤行」の際に、薬師堂の山門が開かれ、自由に参拝できるそうです。
次回は8日にお参りに行こうと思います。