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こくほう ちょうじゅじ

国宝 長寿寺のお参りの記録(1回目)
滋賀県甲西駅

投稿日:2022年01月07日(金)
参拝:2022年1月吉日
滋賀県湖南地区巡りの10寺目は、湖南市に戻って阿星山 長寿寺です。
天台宗で、本尊は地蔵菩薩(50年に1度開帳の秘仏)。
湖南三山の1つ。(他は先に参拝した善水寺、常楽寺)国宝の本堂を始め、3躯の重文の仏像を所蔵しています。

伝えによれば、740年頃に聖武天皇の勅願により良弁僧正(東大寺を開山)が建立したとの事です。
聖武天皇が世継ぎの誕生を良弁に祈請し、良弁が阿星山に籠って祈祷したところ皇女ができた。そこで七堂伽藍を建立し、行基に子安地蔵菩薩を彫らせ本尊とし、皇女の長寿を願い長寿寺という寺号を授けたとの事です。
戦国時代になり、織田信長の命により三重塔は安土城内の摠見寺に、楼門は栗東市の蓮台寺に移築されてしまった。その三重塔は摠見寺に現存し、重文に指定されています。(蓮台寺は廃寺)

突き当り(右側に長寿寺、左側に十王寺)の手前に20台位停めれる無料駐車場があります。
長寿寺の山門横に入山受付がありますが、先の善水寺同様に無人で、こちらも正月三ケ日は入山料が無料でした。しかし、境内には入れるものの本堂及び収蔵庫は開いていないため、隣の十王寺(長寿寺の本坊との事です。)へ行って拝観のお願いをしましたが、正月はちょっと対応が難しいとの事。今回は出直しかなと思ったら「どちらからいらしたの?」と訊かれたので「愛知県からです。」と答えたらちょっと待ってくれと奥へ行かれてご住職を連れて来てくれ、拝観させて頂ける事になりました。(ご無理申し上げました。)

本堂の鍵を開けて頂き堂内へ、当然ながら厨子(国宝)の扉は閉まっています。厨子の左右に高さ1.4mの阿弥陀如来坐像と高さ1.8mの釈迦如来坐像、共に平安時代後期作の重文。なかなか珍しい配置かと思います。
また、本堂裏側から後陣に入れるようになっていて、聖観音菩薩立像(県指定文化財)と半丈六地蔵菩薩坐像、共に鎌倉時代作が安置されています。(行かれる方は見落とさない様に。)
本堂を出て、右手少し上に収蔵庫があり、そこには高さ約3mの丈六阿弥陀如来坐像、平安時代後期作の重文。定朝様の仏像です。
尚、直ぐ横には神仏分離がされる明治時代以前は長寿寺の鎮守社だった白山神社があります。


国宝 長寿寺の御朱印
御朱印(悲願金剛)
国宝 長寿寺の建物その他
国宝 長寿寺の山門
山門
国宝 長寿寺の建物その他
内仏堂
国宝 長寿寺の塔
多宝塔
国宝 長寿寺の建物その他
鐘楼
国宝 長寿寺の手水
手水
国宝 長寿寺の本殿
本堂(国宝)
国宝 長寿寺(滋賀県)
弁天堂(重文)
国宝 長寿寺の建物その他
収蔵庫
国宝 長寿寺の建物その他
国宝 長寿寺(滋賀県)
三重塔跡(礎石のみ)
国宝 長寿寺の建物その他
本坊
国宝 長寿寺(滋賀県)
国宝 長寿寺の地蔵

すてき

御朱印

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