天台宗
飯道寺のお参りの記録一覧
滋賀県湖南地区の寺院巡りの4寺目は、滋賀県甲賀市水口町に在る金奇山 飯道寺です。
天台宗で、本尊は不動明王。
こちらの収蔵庫に安置されている十一面観音、阿弥陀如来、地蔵菩薩の3躯は重文に指定されています。
拝観には事前予約が必要です。先月予約せずに訪れましたが、拝観は予約要となっておりましたので、今回の拝観になりました。(前回分も投稿済み)
和銅年間(708~714年)に飯道山山頂に飯道寺が開かれ、山腹に道徳寺、山麓に薬王寺が建立され、池原郷三大寺と呼ばれた。(この地名は三大寺です。) 末寺、僧房が多数建立された中の1つ、不動明王を本尊とした不動堂がこの寺院の始まり。鎌倉時代には隣の日吉神社の別当寺となり宝持坊と称した。江戸時代には延暦寺の末寺となり本覚院と改めた。
明治の神仏分離により山頂の飯道寺が廃寺となり、後の明治25年に飯道寺の寺号を復興して、本覚院を金奇山飯道寺に改称した。
境内は綺麗に整備されており立派な本堂がありますが、意外な事に無住です。よって拝観予約は「甲賀市観光まちづくり協会」に連絡して総代の方に話を通して頂き、総代の方と拝観日時調整する必要があります。
やや遅れて到着。既に総代さんは待っていて下さいました。(遅れて済みません。)
先ずは本堂の仏間で総代の方から由緒や歴史を説明して頂きました。それから廊下を通って本尊·不動明王が祀られている不動堂へ。その手前の間に元三大師や多数の厨子等が安置されていますが、元々の飯道寺から遷されたもので、詳細まではわからないとの事でした。本尊に手を合わせてから収蔵庫へ参ります。
収蔵庫の厳重な鍵を開けて頂いていよいよ。
右側から十一面観音立像、阿弥陀如来坐像、地蔵菩薩立像の3躯、全て重文。1躯ずつ一通り眺めていたら「台の上に上がって近くから観ても構わないですよ。写真も撮って下さい。」と非常に有難いお言葉。なかなかこんな事はないです。下手糞で恐縮ですが撮らせて頂いた写真を載せましたがどうですか、慈悲溢れるお顔。素晴らしいですね。
拝観料300円をお支払し、書置きですが御朱印も頂きました。帰りしな総代の方からまた来てくれと言われ、また必ず伺いますと返答しました。
御朱印
本堂
阿弥陀如来
元三大師
行者会館
不動堂
不動明王
役行者
収蔵庫
十一面観音(重文)
阿弥陀如来(重文)
地蔵菩薩(重文)
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