長福寺のお参りの記録(1回目)
滋賀県甲賀駅

滋賀県湖南地区の寺院巡りの7寺目は、滋賀県甲賀市甲賀町田堵野に在る遊住山 長福寺です。甲賀町には長福寺が2寺あり（田堵野と大原中）こちらは田堵野です。
浄土宗で、本尊は阿弥陀如来。
観音堂に安置されている聖観音菩薩は重文に指定されています。尚、拝観には事前予約が必要です。

806年に比叡山の天長比丘により開創、天台宗にて長正庵と称した。その後の1439年に火災により焼失するも聖観音菩薩だけは難を免れた。が、1571年に織田信長の兵火により再度焼失するもまた聖観音菩薩だけは助け出された。1686年に浄土宗僧の元覚が再建し、浄土宗に改宗した。

約束時刻に到着し、庫裡を訪ねるとご住職の奥様が出てこられ、観音堂から入って下さいと。
早速、観音堂から入らせて頂きました。
聖観音菩薩坐像がドンといらっしゃいます。でも高さは約92cmと1mに満たないのに凄い存在感。第一印象は同町内に在る名刹 櫟野寺の十一面観音菩薩坐像に似ているなあと感じました。（大きさ、細部は全然違います。）どっしりとした体躯、ふくよかなお顔だち、いいですね。観音堂は南側を向いており、いい具合に太陽光がお顔から下に当たっていました。この聖観音菩薩は観音堂の建替えまで秘仏だったが、建替えに伴い折角なので皆さんに観て頂こうと現ご住職が公開するようにされたとの事です。写真撮影もOKでした。それから本堂にも入らせて頂いて阿弥陀如来に手を合わせました。
拝観料は結構との事でしたが気持ちをお賽銭箱に入れて、御朱印（ご住職不在だったため書置き）も頂きました。