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くほんじ|浄土宗西山禅林寺派江西山

九品寺の御由緒・歴史
滋賀県 上栄町駅

ご本尊弥陀三尊
創建時代健保三年(1215)
開山・開基覚明房長西上人
ご由緒

当山は江西山浄土院と号し、浄土宗西山派永観堂禅林寺に属す。健保三年(1215)長西によって開基。天和年代(1681~3)俊教比丘これを中興し不退常念仏道場とす。明治十一年(1878)大谷西方寺(文禄五年(1596)養景開基)を併合して今日に至る。本尊阿弥陀如来坐像・聖観音立像を祀る。領内に宝篋印塔・五輪塔あり室町時代の造作という。慶長五年(1600)関ケ原合戦時に徳川家康軍に味方した大津城主京極高次の戦略によって伽藍焼失の難を被るなど幾多の変遷を経て平成十四年(2002)五月本堂の改装新築開眼、当時に所縁の竹内義夫(1931年京都出身文部科学大臣賞受賞美術作家)の筆によって格天井内外陣と脇壇の間左右に四季花絵図・四季鳥絵図の完成を見た。山内に慈王殿あり。伝承に『本尊地蔵菩薩の木像なり。傳えいふ寳永年代(1704~10)の或る日、地蔵菩薩の畫像一軸境内の松樹に掛かれり。其の来所を知らず数日を経るも求むるものなし。依て是を堂内に安ず。信徒等畫像の破損せるを厭い木像を摸刻し且つ一堂を建立して安置せしものなり』と言う。寺物に「九品寺文書」ありて天和二年(1682)本堂奉加帳に百石町九品寺と記された大津浄土宗五寺の一宇なり。
開祖長西上人「1184~1266年讃岐國誕・房号覚明」は浄土宗開祖法然上人の高弟にして師滅後西山義流祖證空に学び、“念仏諸行も共に弥陀の本願”とする「諸行本願義」を唱えた九品寺派の元祖にして「浄土依憑経論章疏目録」(長西録)「選擇本願念佛集名體決」等の著作あり。その門流を九品寺流と称し鎌倉時代中期以降大いに興隆した西山禅林寺派の流れを受け継いで今日に至る。境内に開祖「覚明」の墓碑あり。
「九品」とは仏語に言う極楽に往生する人に九つの品位あり、九品浄土と言う。経典「観無量寿経」に在る。

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