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ほうせんじ|臨済宗南禅寺派光智山

法泉寺の御由緒・歴史
埼玉県 影森駅

ご本尊聖観世音菩薩
ご由緒

この観音堂は回廊をめぐらした三間四面方形造りで、江戸中期の建立と思われる。珍しいことに、観音堂の前に仁王門をとり入れ、そのため表の桟唐戸が凹字形に後退している。
本尊は、聖観世音菩薩で蓮華の上に座っている。昔々、武蔵国の恋ヶ窪に口中の腫れ物に苦しむ遊女が居た。遊女は観音を信仰し毎朝修行僧に施しをしていたという。そんなある朝、秩父から来たという僧が、一本の楊の枝を遊女に与え、 「この枝で口の中をそそぎなさい」と教えた。僧の教えどおりにすると口の腫れと痛みが治った。以来、この寺には病の回復を願う礼拝者が多いという。

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