融通念仏宗
宝泉寺のお参りの記録一覧
一運寺さんから近隣です。融通念仏宗 萬年山 西光院 宝泉寺さんです。982年に、恵心僧都により開基されました。御本尊は、阿弥陀如来です。十三仏石仏があります。
門
御本堂
道から
十三仏石仏
案内板
恵心僧都の案内板
萬年山 寶泉寺
~住吉十三石仏・生まれ年守本尊~
山号 萬年山
院号 西光院
寺号 宝泉寺
宗派 融通念仏宗
御本尊 阿弥陀如来
創建 天元5年(982年)
開山 恵心僧都(源信上人)
中興 1571年 宝泉上人
恵心僧都 御詠歌
すみよしと 弥陀の御国を
ききしより
いとど迎へを まつとしらすや
(扶木抄)
天元5年(982年)、恵心僧都(源信上人)によって開基されました。
源信上人は平安時代中期の天台宗の僧で、
日本の浄土宗の祖と称され、法然上人や親鸞聖人に大きな影響を与えたとされる方です。
源信上人が42歳の厄除けのために、
自ら阿弥陀仏を刻み草庵を建立し、
念仏坊と号されたのが始まりされています。
その後、元亀2年(1571年)に宝泉上人により再興され、宝泉寺という名称になりました。
「幽霊の片袖」伝説
元和3年(1617年)に、箱根山の行者の前に女の幽霊が現れました。彼女は住吉大社の禰宜の妻であり、旅先で倒れてしまったと言います。そして、「宝泉寺の道和上人に回向をお願いします」と頼み、着物の片袖を行者へ手渡しました。行者が住吉を訪ねると、彼女の夫は宝泉寺の檀家でありました。道和上人は融通念仏宗総本山・大念仏寺法主となっており、片袖は現在も大念仏寺の宝物殿に残っているそうです。
住吉十三仏石仏
境内小堂にある、十三仏石仏が有名です。
これは元亀・天正年間(1570~1591年)に作成されたと伝えられています。
石は旧住吉村字石本(現在の神之木駅東南)
から掘り起こされたもので、1つの巨石から13体が刻まれている石仏は国内でも珍しく、
大阪市の有形民俗文化財に指定されています。 十三仏は、現世では生まれ年の守り本尊としてこの世の安穏と人々の幸せを願い、また来世では忌日の仏様として極楽往生を願い、
古来より多くの人々に信仰されてきました。
~・~・~・~
すみよしと 弥陀の御国を ききしより
いとど迎へを まつとしらすや
《意訳》
住むによいと 弥陀の御国(極楽)のことを
聞いているので ますますお迎えを
待っていると 阿弥陀様にお知らせしますよ
《掛詞》
こちらの御詠歌には掛詞があります。
すみよし(住吉)
ききし(岸、来し)
まつと(松、待つ)
とても素晴らしいお寺さまです。
大阪市住吉区住吉1丁目6-2
住吉大社の近くに建つ融通念仏宗寺院。
恵心僧都が「念仏坊」という草庵を建立したのが始まり。
住吉の十三仏のお寺として、一つの巨石から十三体の石仏が安置されており、有形民俗文化財に指定されています。
また、寺務所では生まれ年の守り本尊のお守りを拝受できます。
御朱印もここでいただけます。
住吉東駅から徒歩2分。東福寺からも近くにあります。
本堂です。左手が庫裏。ここでお守りと御朱印をいただきました。
山門の左手の「十三仏」が安置されています。
それぞれ生まれ年の守り本尊です。
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