えんどんじ
圓頓寺のお参りの記録(1回目)
日蓮本宗
落語の「鷺とり」で大きな池のある「北野の萩の円頓寺」のモデルとなったのが、この円頓寺です。
噺の中では塀を巡らせた大きな寺として描かれているので、どんな御寺かと想像しましたが、現在は繁華街の中にポツリと隠れています。
梅田(埋田)の地名が大池の名残をとどめます。
北野村(現在の北野連合、梅田東連合)
江戸時代から北野の萩の寺といえば、円頓寺(えんどうじ・えんとんじ)のことだったようです。
場所は大融寺の西側になります。この辺りまでが北野地区だったそうです。
円頓寺は落語にも出てきます。「鷺とり」という噺で、最近の落語ブームで初心者にも分かりやすくて面白い噺なのでよく掛けられています。
日蓮本宗(にちれんほんしゅう)は、日蓮を宗祖とし、富士門流の日尊を派祖とする、日蓮門下の一派である。本山要法寺は興門派八本山の一つです。
本山 要法寺(京都府)
大阪市北区太融寺町6-12
浮世絵師二代目長谷川貞信の作品で、郷土研究雑誌「上方」の表紙絵です。境内で月夜の萩の花を楽しんでいたのでしょうか。縁台でお茶を楽まれています。向こうに見える樹木と屋根は大融寺だそうです。
夜が更けておりますので、寺門は閉まっております「どっから入いろかいな?」とキョロキョロしてますといぅと、ひょ~しのええことに、昼間お仕事をしました左官屋さんが梯子を忘れております。これ幸いと塀に立てかけましてトントントン、もったいない話でございますが、墓石踏み台にしてポイッと下へ飛び降ります。
闇にすかしてジ~ッと池の方を見てみまするといぅと、池には話のとおりサギがビ~ッシリと居りまして、高いびきで寝ております。サギといぅ鳥は大変警戒心の強い鳥やそおで、大体なれば必ず一羽用心のために起きているんやそおですが、その日の日直に当たったというか、宿直に当たったサギというものが、我々同様いたってええかげんなやつで「ここしばらく事故が無ないねぇ」っちゅうことで、皆と一緒に「グォ・・・」寝てよったんです。』
「世紀末亭」より
天保8年(1837)の地図。
大融寺の西側に位置します。寺の周りに水路が描かれています。周りは湿地で鷺が飛んできたと思うと風情があります。
「天保新改攝州大阪全圖」
たこ焼き食べました
@400-
すてき
みんなのコメント(2件)
四季さん
おはようございます。
キタの大きな寺院である太融寺界隈は、これまたお寺さんが多いですが、所謂「ラブホ街」に寺院?と関東から来た人にとってはすごい光景やな。
と驚くそう。
この寺院はやはり「鷺とり」です。あまりにも詳細なので感心に溢れます。
今の規模からしたら、鷺が住んでいたのか?と思うほどの小さな寺院ですが、このあたりが湿地滞であった事からするとなるほどと思います。
落語では北野の圓頓寺と表していますが、「北野」という地名はあの橋下徹が出た「北野高校」くらいでしょう。
少し脱線しますが、「鷺とり」と云えば、桂枝雀。枝雀一門では「鷺とり」を最初に覚えるみたいです。
欲に駆られた男の大冒険?
夜に忍び込み鷺の首を帯に入れようとするが、朝になり飛び立って行き着いたのが天王寺の上にしがみついている。
僧が布団の四隅をしっかりと持ち、ここへ降りろと。
ピンと張っていたものだから、また天王寺の上に戻ったというオチ。(実際は、僧の頭にあたり4人の僧が死んで一人が助かったというが、あまりにも可哀想という事で変えたとか。)
結構、上方落語にはお寺さんが出て来ます。
長くなりましたが、このあたりも「寺町」が近いので小さな寺院も多くあります。
ハマテラス先生🌿卍🐦🐓🦉
おはようございます。
素敵な解説を添えて頂き(いつも)ありがとうございます。四天王(谷町)~天満(別院)茶屋町(MBS笑)迄をフラフラしました。谷町筋から東梅田を昔歩いてみたのですが、寺・坂ばかりでしんどーっ。笑
太融寺はクラブクワトロ・ピカデリーの頃お参りさせて頂きましたが、新御を挟み西側のバブル期幽霊ビルディングがタワマンに代わっていました。圓頓寺さまは変わらず存在してあり、ほっとさせて頂きました。
谷町~北野は上方落語のメッカで粋な地域ですね。先生みたく素敵精力的にはいけませんが少しでも記録できればと思います。♡🐦
いつも素敵深い佛光米をありがとうございます。
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四季495投稿
住吉大神の宮九箇処
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東村の 神の子 弦申様は
播州一の男前 おとこまえーっ♪
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長崎くんち💖🤍🩵
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