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ごくらくじ|浄土真宗本願寺派金蓮山

極楽寺の御由緒・歴史
大分県 宇佐駅

ご本尊阿弥陀如来
ご由緒

極楽寺は、宇佐宮において千年以上続いた神仏習合時代の貴重な仏像、歴史的・文化的に重要な数多くの品々を所蔵する仏寺である。

この寺の創立や元々あった場所についての記録は残されていないが、昭和の大造営(1932〜1941年)により、現在地に移されるまでは宇佐神宮の境内にあった。

極楽寺は浄土真宗の仏教寺院であり、本堂に祀られるご本尊は、浄土真宗の主仏である阿弥陀如来像。この像の高さは1.2mで、輝く光背を備え蓮の花の上に立つ阿弥陀如来の姿を描いている。鎌倉時代(1185〜1333)に作られたもので、元々は宇佐宮の境内にあった大弐堂に安置されていた。八幡大神の本地は阿弥陀如来とされていたので、この阿弥陀如来は庶民の信仰を集めていた。

1868年に明治政府が命じた神仏分離によって、大弐堂は取壊されてしまったが、この阿弥陀如来像は難を逃れ、極楽寺へ移された。

阿弥陀如来像と同じく、廃仏毀釈により宇佐宮から極楽寺に移されたもう一つの重要な像が、弥勒仏坐像である。弥勒は遠い将来、この世に現れて次の仏になる菩薩であると信じられており、この像は成仏した後の弥勒を表している。室町時代(1336〜1573)に寄木造という技法で檜から作られた丈六(2.78m)の巨像で、かつて修復の折に施された鮮やかな青い髪色や金の仕上げが残っている。宇佐宮の神宮寺であった弥勒寺の講堂に祀られていたが、弥勒寺も明治元年に発せられた神仏判然令によって取壊されてしまった。現在、弥勒仏坐像は極楽寺の弥勒堂に安置されており、大分県の有形文化財に指定されている。
(宇佐市公式HPから引用)

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