副住職の唯真です。
コロナ禍による社会情勢を鑑みて
2020年より休止していた御朱印を、
このたび再開いたしました。
(今後の感染状況の拡大等によっては、再び
休止する可能性もあります。ご了承ください。)
〇浄土真宗の「御朱印」の成り立ちは
「納経の証」とする他の宗派とは異なります。
江戸時代に盛んになった親鸞聖人・蓮如上人
ゆかりの寺院を参拝した際に、記念として
押印された朱印がそのルーツとなりました。
あくまで寺院への「参拝の証」であり、
今でいえばポストカードの様な立ち位置でした。
近代に入り、御朱印を真宗の様に「参拝の証」
として授与する寺社が増えたため、違いが
分かりにくくなったと思われます。
当山も親鸞子孫の寺として江戸時代の
順拝帳に記述があるため、当時から
御朱印の対応をしていたものとみられます。
(少なくとも、明治期に押された
当山の朱印は確認できました)
そして、令和になったことをきっかけに
イラスト御朱印を始めました。
●御朱印のコンセプトを変更しました。
過去の実感から、御朱印をお求めになる方の
9割以上が市外・県外からお越しになっており、
従来の「お寺に参拝した証」ではなく、
「(お寺のある)地域に来た旅の思い出」
としてデザインを一新しました。
上越市に遊びにきてくれた思い出となれば
と考え、地域の方言を御朱印に書き入れました。
(「また来てくんない!」=また来てね!
「やわやわ行こサ」=のんびりやろうよ)
●お寺の門戸を広げたいので、描き入れるイラストの
モチーフを従来の仏教的なものから変更しました。
海外の方や、仏教に興味がない方でも貰いやすく、
楽しめるように意識的に宗教色を薄めました。
〇今回のモチーフはいわゆる「地雷系」と呼ばれる
ファッションに身を包んだ女の子です。
設定としては、「仏教をひろめに来た天女が
地雷系ファッションにハマった」としています。
〇地雷系ファッションの大事な点は、私が感じるに
「他人の目よりも、自分が可愛いと思うものを
身に着ける」ことだと受け取りました。
そして、
自分が「いい!」と本気で思ってすることは、
きっと他人の心もゆさぶると思うのです。
自分が信じるファッションのかわいさは、
しっかりと周りの人にも伝わっていく、
魅了していくと感じ、
これは仏教の言葉の
「自信教人信」だ!と思いました。
自分がいい!と信じ、楽しくやってる姿を見て、
他の人も興味を持ってくれる。
そういうエネルギーがカルチャーにはあると思い、
お寺とお寺に参ってくれる方たちを繋げる
アイコンとして理想ではないかと感じ、
描き入れています。
〇マスクの着用、手指消毒をお願いいたします。
◎種類は「おまかせ」一種類のみとなります。
(自由に私がイラストを描き入れます)
〇時間がある限り直書きいたしますが、
いわゆる「一般的な寺社御朱印帳」のみ
になります。
(基本一面のみ。希望があれば
見開きの二面まで描き入れます)
【注意!/追記】
ただし、絵のクオリティは
「書置」>直書(一面)>直書(二面)
の順番になります。(書置が一番うまい)
掛けられる時間と紙質の違いによるものです。
(和紙ではなくケント紙のほうが画材の
乗りがいいです)
ですので、書置希望の方はお気軽に
お声がけください。
ヘタでよければ直書しますが、ご了承ください。
(何度か描いてみたところ、
正直にそう思ったので書き記しておきました)
イラスト・アート御朱印用の
特判サイズの御朱印帳や、
ミニ御朱印といった
特殊なサイズの御朱印帳には
お描き入れできません。
〇ただし、当山を「唯善の寺」としてお参りに
なる方や、イラスト御朱印は要らないという方
には、一般的なお寺のスタンプ(真宗における
通常御朱印)の用意がありますので
お声がけください。
〇御朱印代は「イラスト御朱印」一面につき1000円。
「通常御朱印」は500円になります。
〇対応時間は、月曜日~日曜日の
【11時から14時まで】となります。
予約等の必要はありません。
しかし、法務(お経を読みに回る等)の
かたわら御朱印の対応をさせて頂く都合上、
御朱印の受付から描き入れ、お渡しまで私の
ワンオペになりますので、どうしても不在の時が
でてきてしまいます。
その場合は書置きを箱の中に置いておきますので
お取りくださいませ。
また、おひとりにつき一面あたり15分~20分ほど
お時間を頂きますので、もし待機時間が気になる
場合は、書置きでしたらその場でお渡しすることが
可能です。
〇本堂へは文化財等の関係で、私が立ち会う
必要がありますが、一人での御朱印作業のため
それが不可能です。
ですので、御朱印での本堂へのお参りは
現在難しく、基本的には外から手を合わせて
くださいませ。
一人で長く続けていくために、ご理解とご協力を
お願いいたします。
〇また、駐車場が少なく、お墓参りの
檀家さま優先のため、可能な方は
近くにある「寺町駐車場」(上越市市営駐車場)
をご利用ください。
これは強制といったものではなく、
駐車スペースが少ないことからの、
ゆるめのお願いです。
駐車場からお寺まで徒歩で約10分前後です。
(悪天候・雨天、猛暑や寒い日は
お寺の駐車場で構いません。恐らく
そうした日は、お墓参りにいらっしゃる
方は少ないと考えられるからです。
また、体力等、お寺の近くまでお車でないと
難しい場合も、お寺の駐車場に停めて頂いて
構いません。
ただし4、5台分しかスペースがありません)