ようらくじ
与楽寺のお参りの記録一覧
奈良県の寺院巡りの5寺目は、4寺目の大和高田市の北隣の北葛城郡広陵町に在る金龍山 与楽寺(ようらくじ)です。
高野山真言宗で、本尊は弘法大師。
与楽寺の十一面観音立像(重文)の見学を希望する場合は、規定の申込書に必要事項を記入の上、見学希望日の2週間前までに広陵町の生涯学習文化財課へ申込みが必要です。(申込書は広陵町のHPからダウンロードする)
収蔵庫らしい建物が見えて、その前に広い駐車場がありました。既に収蔵庫の扉は開かれ、暑い中、4名の方が待っていらっしゃいました。皆さん保存会の方々との事です。収蔵庫の右側の厨子に十一面観音立像、左側のガラスケースの中に十一面観音檀像。左壁面のガラスケースの中に納入物が陳列されていました。
十一面観音立像は高さ118cm、素地、鎌倉時代の1233年に檀像を納める為に造られた鞘仏と考えられています。(2寺目の妙観寺の十一面観音立像と同様)体内に納められていた十一面観音檀像は高さ31cm、一木造り。発見当初は遣唐使が唐から持ち帰った檀像と考えられましたが、マユミという材で造られているため国内での作で、奈良時代の半ばから後半と考えられています。檀像としては法隆寺の国宝・九面観音が有名で超絶技法で造られていますが、この像も非常に緻密に彫られていて驚きでした。ガラスケースに入っていますが、360度観ることが出来ます。(※鞘仏も体内仏も十一面観音立像のため、区別するため後者を檀像と表記させて頂きました。)
お礼を申し上げて失礼しようとしましたが、収蔵庫の東側に寺院らしき建物が見えたので、行ってみると与楽寺がありました。与楽寺は廃寺となって収蔵庫のみがあると勝手に思い込んでいました。(お恥ずかしい。)
与楽寺は、空海の伯母の愛道尼が創建したと伝わりますが詳細は不明です。無住だったため地元の広瀬の村人が管理されてきました。(現在は在家のご住職がいらっしゃいます。)
本堂には県指定文化財の弘法大師が祀られており、内部の墨書銘により1373年に作られたものです。生憎、当日はご住職が不在だったため拝観は出来ませんでしたが、書置きの御朱印だけ頂きました。
小冊子には「毎年4月21日に十一面観音の一般公開」と記載がありました。
御朱印
収蔵庫
十一面観音立像(ネット及び小冊子から転載)
十一面観音立像の内部、右側の下方に十一面観音檀像が納められていた
十一面観音檀像
十一面観音檀像の頭部
山門
本堂
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