浄土宗
本誓寺のお参りの記録一覧
奈良県の寺院巡りの5寺目は、4寺目と同じく磯城郡田原本町に在る慈航山 本覚院 本誓寺(ほんせいじ)です。
浄土宗で、本尊は阿弥陀如来。
観光寺院ではありませんので、拝観には事前予約が必要との事で連絡した所、団体しか受け付けていないとの事で、そう言われてしまうと諦めざるを得ないため電話を切ろうとしたら「どちらから?」と聞かれたので「愛知県からです。」と返答すると「わざわざ愛知県からいらっしゃるのなら来て下さい。」との事で伺いました。
1316年に花園天皇の勅願所として、知恩院の舜昌法印が開山とし創建、本覚院と号した。その後の1596年に豊臣秀吉の家来の「賤ヶ岳の七本槍」の一人、平野長泰が復興を命じ、本誓寺と改め平野家の祈願所とした。2代目領主の平野長勝は、1647年に浄土真宗の教行寺と対立し移転させ、その跡地に本誓寺と円城寺(現在の浄照寺)を移転させた。江戸時代と明治時代に3度の火災に遇い堂宇を焼失した。現在の本堂は1999年に再建された鉄筋コンクリート造り。
山門をくぐった境内に駐車させて頂きました。
庫裏へ行って拝観予約した者と伝えると本堂の下の入口前に行ってくれと。先ずは本堂の下の階の広間に安置されている十一面観音立像を案内して頂いた。仏像拝観にやってくる人はこちらの仏像が目当てらしい。(私はそんな事はなかったが。)平安時代中期の作、田原本町の古刹の楽田寺から遷された客仏で、長谷寺の余り木で彫ったと伝わります。楽田寺は何度か宗派を変えており、その度に本尊も変えて隅に追いやられて、最終的に寺から出たのではないかとご住職は仰有ってました。また、体幹部(頭~裾)には所々に虫食いの跡がありますが、肩から先には虫食いの跡が見当たりませんので、材が違い、後補であり、現在は長谷寺式十一面観音になっているが元々は違うのではないかとも仰有ってました。それから本尊が祀られている上の階へ。阿弥陀三尊で中尊は阿弥陀如来立像、鎌倉時代後期の作。須弥壇までやや距離があるので細部まではわかりませんでした。
それからご住職とお話させて頂き、こちらに来て45年、金沢のご出身で公家だったそうで、道理で品のあるご住職です。(私の様などん百姓とは大違い。)
それと平野家2代目、9代目の御廟は珍しく、文化財に指定されるそうで、御廟の周りを綺麗に整備しているとの事でした。
最後に御朱印をお願いし、拝観料と併せてお支払しようとしたら、御朱印代のみで良いとの事でした。
御朱印
山門
鐘楼
本堂
観音堂?(確認を漏らしました)
領主平野霊廟への門
平野家2代目、9代目の霊廟
十一面観音
本尊·阿弥陀三尊
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