きゅうはくまいじ
旧白米寺のお参りの記録一覧
奈良県の寺院巡りの3寺目は、2寺目の斑鳩町の南東の磯城郡川西町に在る旧白米寺(はくまいじ)です。八幡神社の境内に収蔵庫があるのみで、この収蔵庫に安置されている阿弥陀如来坐像と地蔵菩薩立像は重文、不動明王立像は県指定文化財です。
収蔵庫のみのため拝観には川西町教育委員会に連絡して、収蔵庫を管理して頂いている方の連絡先をお聞きして、その方と日付等の調整をするという運びとなります。地区で持回りされておりボランティアと同じですので無理を言うのは禁物、時刻厳守が必須です。
白米寺は、現在の八幡神社東方の高堂八幡神社の神宮寺であったと伝えられ、江戸時代中期以前に廃寺となり、現在の収蔵庫の場所に阿弥陀堂が、東側に地蔵堂が建てられて諸仏が祀られていた。1963年に収蔵庫が建てられ諸仏が遷されて現在に至ります。
約束時刻の5分前に着きました。八幡神社前の駐車場に停めて向かうと、既に収蔵庫の扉を開けて待っていて下さいました。早速収蔵庫の中に入らせて頂きました。中央に平安時代後期作の阿弥陀如来坐像、右側に平安時代中期作の地蔵菩薩立像、左側に鎌倉時代作の不動明王立像、左側の壁面には破損が目立つ像が数躯安置されていました。後ろ側にも廻れて全体が観れたのは有難ったです。
中央の阿弥陀如来坐像は高さ約144cm、寄木造り。体に厚みがありがっしりしていますが、やや撫で肩で、顔は大きめです。
地蔵菩薩立像は高さ約161cm、一木造り。刻限で目鼻がやや真ん中に寄っています。ほんの少し左を見ているよう。衣のひだがY字になっていて丁寧に彫られています。
不動明王立像は、高さ約51cm、小さな目の像。忿怒のお顔で、下半身は少しひねっています。截金が綺麗でした。
拝観料は気持ちを賽銭箱に。
お忙しい中、お世話になりました。
収蔵庫
阿弥陀如来坐像(重文)
地蔵菩薩立像(重文)
不動明王立像(県指定文化財)
截金
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