南法華寺（壷阪寺）のお参りの記録(1回目)
奈良県壺阪山駅

西国三十三所PR大使のみほとけです。

札所のご紹介をします！

★第六番 壺阪寺 (正式名称　南法華寺)
本尊　#十一面千手千眼観世音菩薩

「目のご利益」で親しまれる観音様。

１枚目の写真は、先日の西国巡礼ツアーで特別にお身拭いをさせていただいた時のもの。
通常は毎年4〜7月ごろに実施されているのでお寺の情報をご確認ください！

お寺のご利益を示すように
目がジッと開いていて
こちらの心の底まで見透かされているようでした。

室町時代の仏像を手拭い越しに触らせていただき
木の温もりまで感じてありがたかったなぁ。

本堂の裏手は遥か奈良県を見渡す気持ちのいい景色。

壺阪寺は奈良県の中央部にあります。

お寺の通称「壺阪寺」は
703年に優秀な僧弁基上人がこの山で修行していたところ、愛用の水晶の壺を坂の上の庵におさめ、感得した観音様のお姿を模刻してまつったのが始まりといわれます。

目のご利益が謳われるのは
浄瑠璃の演目 #壷坂霊験記　にもなった物語

盲目の男・沢市と妻のお里が
夫婦愛と観音様への信心が壺阪寺の観音様に通じて
その命を助られ、沢市は目も見えるようになった
という奇跡の物語によります。

#めがね供養観音
には目が良くなるようにと願う人からメガネが集まります。

日本で初めて盲目の方専用の老人介護施設を作った
というのは覚えておきたいところです。

境内の大きな石仏の数々！
なんだか異国情緒ただよう……

それは
1960年代よりインドでのハンセン病患者救済事業への支援協力に始まり、教育支援・山地域開発支援など様々な国際交流を展開。

壷阪寺境内にある多くの石彫は
このような活動のお礼にとインドより請来したものなのです。

今の世の苦しみを取り除くためにご尽力なされていることを体感できるお寺様でした。