華厳宗
法楽寺のお参りの記録一覧
今回は奈良県・大阪府の寺院巡りです。先ず1寺目は、奈良県北西部に位置し、北東側は京都府に、西側は大阪府に隣接する生駒市に在る光龍山 法楽寺です。
華厳宗で、本尊は薬師如来。
この本尊・薬師如来坐像は市指定文化財、四天王像も市指定文化財です。
ネットを検索すると本尊・薬師如来は秘仏であり、年に1日、元旦に開帳されると記載されていましたが、TELして確認した所「現在、厨子の扉は開けてあり、いつでも拝観出来るが、内陣には入れない。」との事でした。
伝えによれば、東大寺大仏殿建立にあたり、王城守護のために聖武天皇の勅願により行基が開創。1567年の東大寺大仏殿の戦いの際に東大寺大仏殿が焼失し、こちらの寺院も焼失したが、高山城主の鷹山氏?により再建。現在の本堂(当時は薬師堂)は1663年に再建。また、鷹山頼茂の子の公慶はこの法楽寺にて祈祷し、大仏修復と大仏殿再建に尽力されました。(残念ながら公慶は1709年の完成を目にする事なく1705年に逝去。東大寺勧進所に公慶上人坐像(重文)が安置されています。)
車で参道を少し上がって行くと境内に出ました。車の通った跡がありましたので、隅に停めさせて頂きました。真ん前に本堂、左に鐘楼で、その奥に三十三観音がありました。本堂の扉は開いていましたが勝手に入ってよいのかわからなかったので本坊(庫裏)へ伺いました。尚、境内地の手前に門があり、門の正面は本坊(庫裏)でした。
呼び鈴を押すとご住職の奥様(?)が出て来られて、本堂の拝観の件を伺うとご自由にどうぞと。併せて御朱印をお願いた所、ご住職は朝のお勤め中で小1時間くらい掛るとの事でしたので、また次回にさせて頂きました。庫裏の横にある光龍閣(客殿?)を覗くとご住職がお勤めされていました。
本堂に入らせて頂きました。やたら人感センサーが鳴動するので気になります。(何も悪い事していないのに・・・。)本堂内は格子戸で外陣と内陣が分けられおり、仏像類は内陣に祀られているため格子戸越しの拝観です。須弥壇の真ん中の厨子は開かれており、薬師如来坐像(市指定文化財)を安置、高さ約86cm、平安時代後期の作。厨子の左右には脇侍の日光・月光菩薩立像、その後ろには左右2躯ずつ四天王像(市指定文化財)で高さ約110cm、平安時代後期の作。一番壁際には左右6躯ずつの十二神将が薬師如来を護っています。外陣からはやや距離があって暗いため細部までは見辛いです。
尚、この本堂は数年前までは別の場所(現在の境内の下?)にあって、改修と併せて現在地に移築された様です。(生駒市デジタルミュージアムを見ると周りに木が生い茂っています。)
本坊(庫裏)の門
鐘楼
三十三観音
本堂
本堂須弥壇(ネットより転載)
当日、厨子は開扉されていました
光龍閣(客殿?)
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