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とうだいじ さんまいどう(しがつどう)|華厳宗大本山東大寺境内御堂

東大寺 三昧堂(四月堂)の御由緒・歴史
奈良県 近鉄奈良駅

ご本尊十一面観音菩薩
創建時代1021年(治安元年)もしくは1067年(治暦3年)
開山・開基仁仙大法師、助慶上人
ご由緒

かつて旧暦の4月に法華経に由来する法華三昧会が行なわれたことから、四月堂の通称がある。古くは普賢堂、普賢三昧堂とも呼ばれ、普賢菩薩が本尊だった時代もあり、堂内には小像ながら平安期の普賢菩薩騎象像を安置。法華経を信仰する者のところに、白い象に乗って現れる姿を表しており、御堂の由緒を偲ばせる。
平安時代の治安元年(1021)に創建されたとの記録が残るが、治暦3年(1067)の説もある。現在の建物は方三間の二重寄棟造であり、化粧裏板の墨書から江戸中期、延宝9年(1681)の建立と分かるが、随所に鎌倉期に遡ると目される古材が用いられ、重要文化財に指定されている。堂内には十一面観音像や阿弥陀如来像(いずれも重要文化財)など、平安期の仏像も安置されている。

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