真言律宗
福智院
奈良県 京終駅
09:00~16:30
奈良参りの記録です。ぼさつの寺まいりで地蔵大仏で有名な福智院へ。
御朱印は拝観者のみとの事で本堂の中へ。ご本尊は国重要文化財の鎌倉時代の地蔵菩薩坐像です。撮影禁止なので、いただいたパンフレットの写真でご紹介!とにかく大きく、かなりのお力があるとのご説明を受けました。光背と合わせて約7メートル❗️😳 右手に錫杖を持ち、左手には大きな宝珠。千体仏舟形光背で、頂上には不空成就如来(釈迦と同体)、左右に3体ずつの地蔵菩薩像、最下部には閻魔王と太山王、そしてビッシリと隙間を埋めるように並べられた化仏。地蔵菩薩がこのような千体仏光背を持つことは珍しく、こちらの本尊が唯一だそうです。拝観中に御朱印を書き入れて下さりながら、詳しくご説明もしていただけます。私が参拝したのは一月末でしたが、期間限定で十一面観音菩薩のご開帳もあるようです。残念ながら秘仏中でした。パンフレットによれば今まさに、明日までですがご開帳のようですね。
本堂
御手水
勝軍地蔵尊 閉じてました。残念😔
パンフレットより拡大!
本日は奈良の寺院の特別拝観と三重県伊賀市の寺院を参拝しました。
先ずは、奈良市内に在る清冷山 福智院です。
春と秋に秘仏・宝冠十一面観音菩薩が公開されますので今回拝観しました。室町時代作と推定され、廃仏毀釈でお預りしている客仏です。
この寺院は8世紀に清水寺として建立、その後荒廃し、1254年に福智院として再建。
真言律宗、本尊は地蔵菩薩坐像で、1203年作、高さ2.7m、台座から光背までの総高は6.6mもあります。圧巻の大きさで、地蔵菩薩の坐像は余りお目にかかりません。光背は千体仏舟型光背で、化仏が560体も付けられており凄いです。その他、平安時代作の阿弥陀如来等の仏像が安置されています。また、秘仏・大聖歓喜天尊も開扉されていました。
尚、駐車場はありませんので、最寄りのコインパーキングを利用しました。
御朱印
山門
本堂
受け付けに誰も居なければ鐘を強く鳴らして下さい、と張り紙。鐘を鳴らして待っていると女性が来てくださいました。拝観と御朱印をお願いし、お参りして地蔵菩薩様を見上げていましたら筆を休めることなく流暢に説明してくださり、書き終わってからもいろんなお話を聞かせてくださいました。住職のいないお寺だった時期もあり、痛んだ屋根からの雨漏りで不運な時期をお過ごしになったこともあるようです。どうぞ菩薩様の後ろへと言われ廻ってみると、光背を通った光が虹のように七色に壁に映っていました。信じられない光景に時間を忘れました。色々な条件が揃った時だけ見られ、色もそのときにより違うそうです。
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