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【肥前國 古刹巡り】(五島列島の旅 福江島その8)
大寶寺(だいほうじ)は、長崎県五島市玉之浦町大宝にある高野山真言宗の寺院。山号は弥勒山。本尊は聖観世音菩薩。当地はかつて遣唐使が唐に向かう際の最終寄港地であり、遣唐使に随行した弘法大師空海が講釈を開いた逸話が残っていることから「西の高野山」との異名で知られている。
寺伝によると、飛鳥時代の701年、唐の僧侶であり三論宗の開祖である道融による創建。703年まで在位した持統天皇の勅願寺でもあった。平安時代の806年に遣唐使に随行した空海が帰朝する際に当寺付近に漂着し、日本で最初の真言宗の講釈を行った。さらに三論宗から真言宗に改宗し、ここを中心に真言密教を広めたことから「西の高野山」とも呼ばれるようになった。なお、現在本堂には最澄が寄進した十一面観音菩薩像や左甚五郎作の猿の彫刻がある。
当寺は、福江島の南西部、福江港ターミナルの西南西22km、道のり28kmの大宝浦の海岸そばにある。広い境内は白壁に囲われていて、そとから白壁を見るだけでも圧巻。境内に入ると、伽藍や仏像、石碑などが密集して建ち並んでいて、さすが五島で最古の寺院であることを思い知らせてくれる。
今回は、福江島の観光情報誌で人気観光スポットとして紹介されていたことから参拝することに。参拝時は平日の午後で、自分以外には特に参拝者は見掛けなかった。
境内まであと800mの、国道との別れ道に立っている<寺号標>。
境内入口。岩に大きな字で刻まれた「西高野山」の文字が目に飛び込む。
境内入口の<仁王門>。
左側の<阿形仁王像>。
右側の<吽形仁王像>。
山門をくぐって突き当りにある建物。これは<庫裏>かな。参道は左に折れて真っ直ぐ伸びている。
参道右側にある<奇人氷人石>。端的には「縁結びの石」。
参道左側の<鐘楼>。
参道右側に立つ<白寿観世音菩薩>。
参道左側の<子安弘法大師>。
参道左側の本堂前に建つ<水屋>。
参道左側にある<本堂>全景。戸を開けて中に入り本尊・聖観世音菩薩を拝むことができる。
参道突き当りの<大師堂>。
大師堂の周囲に設定された<四国八十八ヶ所巡拝御砂踏處>。
本堂の左隣に建つ<不動堂>。
不動堂の前に立つ<不動明王像>。
ひっそりと佇む<修行大師像>。
こちらは<大福釜>。柄杓に名前を書いて大福釜に入れると御利益があるみたい。
こちらは<観音堂>で、表札には「南無観世音菩薩」、「観音三十三カ処巡り」と書いてある。
屋根の下に複数の仏像が立っているので見てみる。
こちらは<七福神像>。
山門から見て最奥にある<言代主神社>。
最後に、山門前からの眺め。弘法大師空海が上陸したという海の透明度が半端ない~♪ (^▽^)/
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