あんらくじ
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安楽寺ではいただけません
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安楽寺のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年07月31日(日)
参拝:2022年6月吉日
【信濃國 古刹巡り】
安楽寺(あんらくじ)は、長野県上田市別所温泉にある曹洞宗の寺院。山号は崇福山、院号は護国院。本尊は釈迦如来。八角三重塔は国宝、木造惟仙和尚坐像、木造恵仁和尚坐像は国指定の重要文化財。長野県最古の禅寺。
創建は不詳。伝承では奈良時代の天平年間(729年~749年)に行基による建立とも、平安時代の天長年間(824年~834年)の創建とも言われるが、鎌倉時代以前の歴史は不詳。鎌倉時代の13世紀半ばに信濃出身の臨済宗の僧・樵谷惟仙(しょうこくいせん)が渡宋留学し、1246年に帰国後、当寺の実質的な開山となった。のち塩田流北条氏の庇護を受けて栄え、国宝である八角三重塔を残している。室町時代以降衰退したが、戦国時代の1580年頃、曹洞宗通幻派の高山順京により再興され、以後曹洞宗の寺院となった。
当寺は、上田電鉄別所線・別所温泉駅の西方800mの小丘の上にある。参道入口は別所温泉街の北端にあり、温泉旅館の脇を通って境内に向かう。低い台地上にある緑豊かな境内はかなり広く、大きな伽藍だけでも本堂、庫裏、坐禅堂、経蔵、傳芳堂(文化財収蔵庫)、鐘楼堂などが建ち並ぶ。いかにも学僧が集う修行の寺といった風情。見どころは、何と言っても本堂裏手の有料拝観エリアにある国宝の八角三重塔。昼なお薄暗いしっとりとした林間を抜けた小高い場所に、美しい造形の三重塔が佇んでいる。
今回は、八角三重塔が国宝、木造惟仙和尚坐像、木造恵仁和尚坐像が国重文であることから参拝することに。参拝時は休日の午後、当寺は別所温泉宿泊者の観光地になっているようで、家族連れなど割と多くの参拝者、観光客が訪れていた。
境内南方にある<黒門>。左側の建物は良さげな温泉旅館。
公道から逸れ、参道入口からの眺め。
参道の左手にある<弁天堂>。
<弁天堂>内部。
<山門>への階段を登る。
階段を登り切ったところにある<山門>。
<山門>をくぐる。境内は、とにかく緑が豊かで、きれいに整えられている。
参道左側にある<十六羅漢堂>。
<十六羅漢堂>の内部。
参道右手にある<鐘楼>。
参道突き当りの<本堂>。
本堂の右手にある<庫裏>。
本堂の左後方にある<坐禅道>。
<本堂>正面。「安楽禅寺」の扁額がめちゃくちゃビビッド。(o^―^o)
<本堂>内部。本尊・釈迦如来を祀る。扁額の「護聖」の文字が豪快にして美しい。
有料拝観ゲートを抜けると、正面に見える<経蔵>。
階段を上がって、<経蔵>内部に入ってみる。
内部には朱色に塗られた<六角経蔵>がある。
八角三重塔までの参道を進む。池の上にせり出したモミジが見事。葉が緑でも美しい。
参道脇の<空穂(うつぼ)歌碑>。
参道はしっとりとした、神聖な空気感。
こちらはコンクリート造りの<傳芳堂>。
内部には、鎌倉時代末期1329年に造られた<木造惟仙和尚坐像>と<木造恵仁和尚坐像>が収められている。いずれも国指定の重要文化財。
傳芳堂の左隣にある<水子地蔵尊像>。扁額には「寂光尊」とある。
いよいよ木々の間から、山の上に<国宝・八角三重塔>が見えてくる。
ジグザグに階段を登って行くが、光の加減が良いのか、八角三重塔は下からでも美しく見える。
<八角三重塔>全景。1290年代に建立されたと推定されている。八角三重塔婆、初重裳階付、杮葺。禅宗様の仏塔で、現存する日本で唯一の八角塔で、日本最古の禅宗様建築とも言われる。
全高は18.75m。初重内部には禅宗寺院では珍しく「大日如来像」が安置されている。
最後にもう一度、<八角三重塔>全景。非常に美しい造形。(^▽^)/
すてき
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惣一郎1269投稿
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