このたび素敵でかわいいおはなしの語り手さんである(インスタアカウント @ganmodoki.hahaha さん)とご縁をいただきまして御首題としては全国で初めてとなる『おはなし御首題』を作成することになりました😄
「おはなし御朱印(絵本御朱印)」は同じ長野県内の(しかも案外近い) #長野県護国神社 さま (インスタアカウント@misuzunosuzume さま) で昨年の春頃から頒布されておりました。
私もお参りの方に見せていただく機会も多く「すてきなかわいらしいおはなしを作られる方だなあ、、、」と思っておりました。
そうしたところ、思いがけず昨年の夏頃にお声がけいただき、長光寺でもこの「おはなし御朱印」をやってみよう❗とトントン拍子で話が進みました。
ただ日蓮宗は『御朱印』ではなく『御首題』。
そこで聞いてみると『御首題』でおはなしの作成に関わられたことはまだない、とのこと。
それでは長光寺がやるしかないじゃない❗\(^o^)/
そんなこんなで全国初の『おはなし御首題』を作成することになりました。
さて内容を考えます。
当寺には明玉さまという素敵なご守護神 兼 マスコットキャラクターがいらっしゃいますので、、、。
今回のおはなしは明玉さまのいわれを中心としたものを作成してもらいました。
そして、その明玉さまの謂われや不思議な物語などをかわいらしいイラストを添えて作成しました。
今回の『おはなし御首題』は3部完結。
その記念すべき第1話は「出会い」と題し、明玉さまが長光寺に来られた時のおはなしです。
左上におはなし、その下にイラスト、そして右半分には御首題と日蓮聖人のご遺文『報恩抄』より
「夫れ 老狐は塚をあとにせず」
という冒頭の一文を添えさせていただきました。
昭和55年11月8日、長光寺の本堂が新たに完成して落慶法要を迎える準備に追われていた早朝。。。
歴代上人のお墓の前で亡くなっているキツネを先代住職が発見しました。
そのキツネは眠るように本堂に頭を向けて亡くなっていました。その体はまだ暖かかったそうです。
そのお姿をみた瞬間、先代は「これは報恩抄の冒頭のお言葉の具現である!」と雷に打たれたような感覚だったといいます。
「夫れ 老狐は塚をあとにせず(中略)
畜生すらかくのごとしいわうや人倫をや」
〜意訳〜
老いて死期が近づいた狐は、自分が育った塚(巣穴)の方角に足を向けることはないという。
このように動物ですら、育ててもらった恩を忘れないのだから、人間にとっても恩返し=『報恩』は、何よりも大事なことである。
お寺のある丸子地域では当時ですら「キツネ」はほとんど姿を見たことはなかったそうです。
このキツネはこの本堂完成の暁に
◯お寺に祀られている神仏の使い(眷属)として呼ばれ
◯長光寺を最期の場所として選び
◯屋根にある宝珠に魂を入れに来てくれた
先代はそのように感じ
「このキツネはただ葬るだけでなく、お祀りしなくてはいけない❗」
と本堂落慶法要に間に合うように100日かけて剥製を依頼しました。
そして昭和56年の3月の本堂落慶法要の際には御宝前にそのお姿をお祀りすることができました。
そしてこのキツネさんのお名前を当寺の山号である『明玉山』より『明玉』の二文字を授け『明玉霊神』と名付けて以後「報恩の体現のお姿」として多くの方に信仰されてきました。
この『おはなし御首題』を通じてみなさまにも『報恩』の大切さと明玉さまの不思議ないわれ知っていただきたい。
そのような想いでお書き入れさせていただきます。
こちらの『おはなし御首題』は3部完結で作成します。
続編も楽しみにお待ちくださいませ🙏
@ganmodoki.hahaha さん このおはなし御首題に携わっていただき本当に有難うございました。
ご縁に感謝し、この場で御礼申し上げます🙏
インスタでも素敵で面白いお話を投稿されています。
ぜひアカウントも覗いてみてくださいね。
★特別御首題 『おはなし御首題 第一話「出会い」』★
〜頒布期間〜
R5年 3月1日よりなくなり次第終了
◯A5見開きサイズ (こちらの御首題は書き置きとなります)
◯志納金 1000円(送料込み)
◯郵送対応あり
郵送受付期間(3月分)・・・3月1日より3月15日まで
〜注意事項とおしらせ〜
◯この御首題は書き置きでありますが、御題目と御遺文は
※直接お参りの方には対面にて
※郵送の方にはお申し込みがあってから
お書き入れさせていただきます。
すぐにお渡し、また発送できませんことをご了承くださいm(__)m
◯こちらの御首題のみを郵送ご希望の方はスマートレターパックにて郵送いたします。