合原阿弥陀堂のお参りの記録(1回目)
長野県門島駅

長野県の南信州地区の寺院巡りの3寺目は、下伊那郡下條村に在る合原阿弥陀堂です。合原は「ごうはら」と読みます。
阿弥陀堂と言うものの、外観はどう見ても集会所で(実際に年配の方の集会所として使用)、地区の方々により管理されています。とは言え、長野県宝(県指定文化財)の阿弥陀如来坐像が安置してあります。
(ホトカミさんに登録されていなかったため当方にて登録しました。)
拝観に際しては、下條村教育委員会に連絡して管理されている方を教えて頂き、その方とコンタクトして拝観予約する必要があります。

今回巡ったのは3ヶ寺ですが、資料館と博物館へも行っておりますので、こちらで最後となります。
余談ですが、下伊那郡下條村は俳優の峰竜太の出身地。国道151号線を通って下條村に入ると顔写真付きで「ようこそ下條村へ　峰竜太のふるさとです」というPR看板が有ります。

このお堂の創建や開山・開基者は全くの不明で、江戸中期の地図に阿弥陀堂と書かれていた程度。現在の阿弥陀堂は平成3年に改築されて、同年に仏像も修復されたとの事です。

国道から西へ1本中に入るのですが、思いの外、道が細く、通り過ぎてしまいました。Uターンして引き返してお堂は確認出来ましたが、駐車場がありません。近くに空き地らしき場所があったので脇に停めさせて頂きました。(道は細くて路駐したら他車は通れない)
到着した旨を管理の方に電話で伝えたら直ぐに来て頂けました。入口を解錠して頂き、仏像が納まってい頑丈な扉も開けて頂きました。奥の壁面の中央に県宝の阿弥陀如来坐像で、両脇壇に石造の33観音像が安置されていました。阿弥陀如来坐像は高さ87cm、割矧造、お顔は優しく、衣文の彫りは浅めで、全体を含めてとても穏やかで優しい感じでした。平安時代後期の地方の作と考えられています。

地区管理のため御朱印はありません。管理の方にお礼を言って帰路に着きました。