えんまんぼう
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円満坊のお参りの記録(1回目)
投稿日:2025年01月13日(月)
参拝:2025年1月吉日
今回は長野県の南信州地区の寺院巡りです。
先ず1寺目は、下伊那郡松川町に在る円満坊です。
現在は小さなお堂(阿弥陀堂と観音堂)と集会所のみで保存会にて管理されています。
しかしながら、阿弥陀堂には長野県宝(県指定文化財)の阿弥陀如来坐像が、観音堂には町指定文化財の十一面観音坐像が安置してあります。
拝観に際しては、松川町教育委員会に連絡して円満坊保存会の方に連絡して頂く必要があります。
(ホトカミさんに登録されていなかったため当方にて登録しました。)
円満坊は、真言宗寺院の旧跡と云われる他は由緒・歴史は一切不明。閻魔堂「えんまどう」が「えんまぼう」に変わっていった様です。
阿弥陀如来像も円満坊との関係や来歴等一切不明。円満坊の一角にバラバラの状態で麻袋に入れられた仏像があり、昭和45年に修理復元し、阿弥陀堂を新築して安置しました。
また、南北朝時代の応安年間(1368~74年)に創建されたと伝わる真言宗寺院の応安寺が近くにあり、十一面観音像を本尊としていましたが、衰退して江戸時代中期に廃寺となり、円満坊に十一面観音像を遷したとの事で、観音堂に安置の十一面観音像は元応安寺の本尊となります。
駐車場について、境内に停めれるが道が細く坂道なので脚が悪くなければ坂の下の小渋えんまん発電所の駐車場に停めた方がいいと教育委員会の方に教えて頂いたのでそちらに停めさせて頂きました。坂道を少し上がり鋭角に左へ曲がると2本の石柱が見えます。寺号柱と思ったら供養塔でした。約束時刻より少し早く着きましたが既に保存会の方がいらっしゃいました。
お堂には見えない建物は舞台で、かつては素人歌舞伎や人形浄瑠璃が行われていましたが、現在は集会所として利用しているそうです。
石段を上がると真新しい観音堂、堂内は空っぽ。傷みが酷く、昨年新築したばかりの出来立てホヤホヤ。安置の十一面観音坐像は、現在松川町資料館に預けてあり、来月2月に戻るとの事です。(松川町資料館に展示中だった。)
右側へ進むと阿弥陀堂、保存会の方に扉の鍵を開けて頂きました。堂内には阿弥陀如来坐像があるのみ、高さ約85cm、割矧造、彫眼、丸顔で目鼻口が小ぶりで若々しい。膝はそれ程厚くなく、衣紋の彫りは浅目。中央で学んだ後の地方仏で、平安時代末期の作と考えられています。
こちらの参道・境内は以前桜の名所でしたが、現在は残念ながら桜並木は数本になっていました。裏側には東屋があり、そこからの中央アルプスの眺めは綺麗でした。
保存会の方にお礼を申し上げて失礼する事にしました。尚、保存会管理のため御朱印はありません。
ーオマケー
こちらに伺う前に松川資料館へ行って「企画展 松川町の仏と祈り」を観ました。
先ず1寺目は、下伊那郡松川町に在る円満坊です。
現在は小さなお堂(阿弥陀堂と観音堂)と集会所のみで保存会にて管理されています。
しかしながら、阿弥陀堂には長野県宝(県指定文化財)の阿弥陀如来坐像が、観音堂には町指定文化財の十一面観音坐像が安置してあります。
拝観に際しては、松川町教育委員会に連絡して円満坊保存会の方に連絡して頂く必要があります。
(ホトカミさんに登録されていなかったため当方にて登録しました。)
円満坊は、真言宗寺院の旧跡と云われる他は由緒・歴史は一切不明。閻魔堂「えんまどう」が「えんまぼう」に変わっていった様です。
阿弥陀如来像も円満坊との関係や来歴等一切不明。円満坊の一角にバラバラの状態で麻袋に入れられた仏像があり、昭和45年に修理復元し、阿弥陀堂を新築して安置しました。
また、南北朝時代の応安年間(1368~74年)に創建されたと伝わる真言宗寺院の応安寺が近くにあり、十一面観音像を本尊としていましたが、衰退して江戸時代中期に廃寺となり、円満坊に十一面観音像を遷したとの事で、観音堂に安置の十一面観音像は元応安寺の本尊となります。
駐車場について、境内に停めれるが道が細く坂道なので脚が悪くなければ坂の下の小渋えんまん発電所の駐車場に停めた方がいいと教育委員会の方に教えて頂いたのでそちらに停めさせて頂きました。坂道を少し上がり鋭角に左へ曲がると2本の石柱が見えます。寺号柱と思ったら供養塔でした。約束時刻より少し早く着きましたが既に保存会の方がいらっしゃいました。
お堂には見えない建物は舞台で、かつては素人歌舞伎や人形浄瑠璃が行われていましたが、現在は集会所として利用しているそうです。
石段を上がると真新しい観音堂、堂内は空っぽ。傷みが酷く、昨年新築したばかりの出来立てホヤホヤ。安置の十一面観音坐像は、現在松川町資料館に預けてあり、来月2月に戻るとの事です。(松川町資料館に展示中だった。)
右側へ進むと阿弥陀堂、保存会の方に扉の鍵を開けて頂きました。堂内には阿弥陀如来坐像があるのみ、高さ約85cm、割矧造、彫眼、丸顔で目鼻口が小ぶりで若々しい。膝はそれ程厚くなく、衣紋の彫りは浅目。中央で学んだ後の地方仏で、平安時代末期の作と考えられています。
こちらの参道・境内は以前桜の名所でしたが、現在は残念ながら桜並木は数本になっていました。裏側には東屋があり、そこからの中央アルプスの眺めは綺麗でした。
保存会の方にお礼を申し上げて失礼する事にしました。尚、保存会管理のため御朱印はありません。
ーオマケー
こちらに伺う前に松川資料館へ行って「企画展 松川町の仏と祈り」を観ました。
建物は舞台(かつては素人歌舞伎や人形浄瑠璃が行われていた)、現在は集会所として利用
左上が観音堂、右上(屋根の頭が見えている)が阿弥陀堂
観音堂
阿弥陀堂
阿弥陀如来坐像(県宝)
中央アルプスの眺め
ーオマケー
松川町資料館「企画展 松川町の仏と祈り」
松川町資料館「企画展 松川町の仏と祈り」
松川町資料館
十一面観音坐像(町指定文化財)
円満坊から一時的に預かっている
円満坊から一時的に預かっている
毘沙門天立像(町指定文化財)
十王像
円満坊から一時的に預かっている
円満坊から一時的に預かっている
すてき
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