みずかみふなやまじんじゃ
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下戸倉宿の守護として、諏訪大社から建御名方神(たけみなかたのかみ)を勧請したのが始まりとされる。
現在の本殿は1789年の再建で重文指定されている。
覆屋の中にあり、全体をよく見ることは出来ないが、社殿に施された彫刻が見事である。
神門
神門
拝殿
拝殿
本殿
本殿
本殿
本殿
稲荷神社
天神社
西宮神社
伊勢神宮
【信濃國 古社巡り】
水上布奈山神社(みずかみ・ふなやま~)は、長野県千曲市大字戸倉上中町にある神社。祭神は、建御名方神。本殿は国指定の重要文化財。
社伝によると、江戸時代初期の1603年、諏訪大社から祭神を勧請して創建。寛政年間(1789年~1801年)に建立された本殿は一間社流造で、諏訪の大工・柴宮長左衛門による無数の彫刻が施され、彫刻の豊富な主題と豪壮な表現技法が当時の建築様式を伝えるものとして、国指定の重要文化財となっている。この他、江戸後期の1839年に下戸倉宿の飯盛女52人と旅籠屋主人が奉納した燈籠が、「飯盛女の献燈籠」の名で知られている。
当社は、しなの鉄道・戸倉駅の南西400mの平地の市街地にある。南側には県道を挟んで小学校がある。境内はサイズ的には旧郷社ぐらいか、東隣は宗安寺という寺院で昔は一体だったと思われる。拝殿、本殿ともに瑞垣に囲われている珍しい社殿形式で、現状を見ると本殿は最新式の建屋で完全に囲われているため、全体を見ると普通の神社らしくはない外観になっている。本殿が国指定の重要文化財となったため、外観を捨てて保護を取ったためと思われるが、文化財好きの自分としては大賛成。英断された神職、氏子の方々に敬意を表したい。
今回は、本殿が国指定の重要文化財であることから参拝することに。参拝時は休日の昼ごろで、
当社は御朱印のない無人社だが、自分たち以外にも地元の神社好きと思われる女学生2人組が参拝に訪れていた。
境内南端入口の<鳥居>と<社号標>。
鳥居をくぐって左側にある<手水舎>。
手水舎の後ろにある石碑群。左から順に<忠魂碑>、<千曲川改修記念碑>、<重要文化財指定記念碑>。
鳥居をくぐって右手にある<社務所>。
参道上には小さな<神橋>がある。
参道の左手にある<西宮神社>。
参道を進むと、両側に<御柱>が立っている。
参道の左手奥(境内端)に建つ<伊勢神宮>。
社殿周りは瑞垣で囲われている。<神門>横の通用口から神域に入る。
神門の後ろに見える建物が異様に高くて気になる...(^_^;)
<拝殿>正面。後ろは本殿と繋がっていないので、拝殿は独立の建物。
拝殿後ろの<本殿>。これは本気の<覆屋>かな?
覆屋というよりは、ガレージのようなシャッター扉で、拝観のためか半分開いている。
<拝殿>正面。江戸時代後期の寛政年間(1789年~1801年)に建立。総欅造の一間社流造杮葺。国指定の重要文化財。(広角レンズが使えないぐらい距離が近い。)
扉の両側の彫刻。細工が細かい。題材としては「上り龍・下り龍」、「唐獅子」、「蘇鉄に兎」、「鳳凰」、「竹林の七賢」、「仙人像」などがあるとのこと。
彫刻②
彫刻③
彫刻④
社殿に向かって、参道右手にある境内社、石碑群。
左は<道祖神>、右は読めないけど何と書いてあるのだろう?
<稲荷神社>の鳥居と社殿。
赤く大きい方は、表札には不明瞭だが<稲荷大神>と書かれているように見える。
小さい方の表札には<熊野権現>とある。
社殿の右側にある<天神社>。
<社殿>全景。本殿の覆屋がそれらしく見えないので、全体としても神社らしくなく不思議な感じ。ただ、保存効果は十分に発揮されそう。
最後に、境内南端入口全景。見どころも多く、なかなか魅力的な神社。(^▽^)/
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