法華経寺のお参りの記録(1回目)
宮城県白石駅

九識霊断法（くしきれいだんほう）とは、日蓮宗の秘法で、「南無妙法蓮華経」のお題目の神秘と、人間が誰でも持っている「九識」という心識学を基に、霊断師が運命を予知し、人生の迷いを解決するための道筋を示す方法です。単なる占いではなく、運命を好転させるための具体的なアドバイスや指導を行う点が特徴です。
九識霊断法の特徴
運命の予知と解決: 霊断師が相談内容の過去、現在、未来を透視し、問題の根本原因や解決策を明らかにします。
宗派を問わない: 日蓮宗の秘法ですが、宗派を問わず誰でも相談できます。
幅広い相談内容: 家庭、仕事、金運、病気、結婚、進学、就職、引っ越し、交渉など、生活に関わるあらゆる問題に対応します。
実践的なアドバイス: 運命の真相を知るだけでなく、それを好転させるための具体的なアドバイスや指導を行います。
霊断師による鑑定: 霊断師の資格を持つ僧侶などが行い、専門的な研鑽に基づいた判断を行います。
仕組み
日蓮聖人の「一念三千」理論と、独自に確立された「整識観」と呼ばれる心識学が裏付けとなっています。
お題目を唱えることで「九識の霊境」が開き、ご本仏の救済の光につつまれ、運命の真相と進むべき道が示されるとされます。
願満」は、主に千葉県鴨川市の誕生寺で授与される縁起物の「願満の鯛」を指し、願い事を叶えることを意味します。また、仏教用語では「蘇生願満の祖師」のように、日蓮大聖人の加護によって願いが満たされることを意味することもあります。
願満の鯛について
由来: 日蓮聖人の誕生時に妙の浦に鯛が集まったという伝説（三奇瑞）に由来します。
ご利益: 病気平癒をはじめ、さまざまな願い事の成就を祈願する縁起物です。
使い方: 願い事がある人が目（白丸）に願掛けをし、願いが叶った際に、もう片方の目（黒丸）を塗りつぶして奉納します。
「願満」が使われる他の例
仏教: 「蘇生願満の祖師」は、日蓮大聖人が母を蘇生させた伝説に由来し、この「祖師」が人々の願いを叶えてくれることを意味します。
「願」と「満」: 「願」は願い、「満」は満ちることを意味し、願いが満たされるという、そのままの意味合いで使われることもあります。