御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
四天王寺聖徳太子1400年限定御朱印大バナー2024年4月
多度大社ではいただけません
広告

たどたいしゃ

多度大社のお参りの記録(1回目)
三重県多度駅

投稿日:2022年01月22日(土)
参拝:2022年1月吉日

【伊勢国 式内社巡り】

多度大社(たど~)は、三重県桑名市多度町にある神社。式内社(名神大)で、伊勢国二之宮。旧社格は国幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。主祭神は天津彦根命(あまつひこね;天照大神の第3子)。伊勢神宮との関係が深く、「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」とも詠われ、「北伊勢大神宮」、「多度大神宮」とも称された。

社伝によると、創建は雄略天皇の御代とされ、社殿背後の多度山を神体山としていた。奈良時代の763年に僧・万願により神宮寺が創建され、平安時代の863年に神階が正二位に昇格した。927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「伊勢國 桑名郡 多度神社 名神大」に比定されている。その後、伊勢国二之宮としても崇敬され、神宮寺は伊勢国の准国分寺とされた。
中世には国司・北畠氏に保護されたが、戦国時代の1571年、織田信長の長島一向一揆平定の際に、命を受けた大垣城主・氏家卜全により当社本宮、摂末社、神宝、古記録、神宮寺の伽藍が全て焼き払われた。のち1605年に桑名藩主・本多忠勝により再建された。明治時代に入り、県社に列格、のちに国幣大社に昇格した。

当社は、養老鉄道・養老駅の西方2kmの多度川の北岸、多度山の麓にある。車だと県道26号線から逸れ北上して境内南端に到着するが、鳥居や社号標の建ち方からすると東方からの参詣路をたどるのが正式みたい。鳥居をくぐって広い階段を上ると、中央が広場となっている社務所や参集殿等大きな建物が立ち並ぶ場所に出るが、その後、やや細めの参道を100mほど緩やかに登って行くと最奥の多度両宮、別宮に到着する。後半部分は大社といっても大きな建物などはなく、むしろ簡素な建物で古式を継承しているようにも思われる。

今回は、式内社、伊勢國二之宮、旧国幣大社、別表神社であることから参拝することに。参拝時は平日の午前中で、まだ1月上旬と言うこともあり、初詣客を含め割と多くの人が参拝に訪れていた。
多度大社の鳥居
当社から2kmほど離れた、県道26号線上にある<大鳥居>。
多度大社の鳥居
県道26号線から逸れ、当社まであと300mの位置にある、もう一つの<大鳥居>。
多度大社の建物その他
南側から見た境内全景。鳥居や社号標がないので不思議な雰囲気。
多度大社の末社
上記写真左端に北向きに建つ末社<鉾立社>。
多度大社の自然
左手に見える大きく立派な樹木が<御神木>。
多度大社の建物その他
御神木の裏手に用途の分からない、不思議な建物が建っている。後で調べたら<多度祭御殿>といって、当社の<上げ馬神事>の際に、馬に乗った騎手がこの坂を頂上まで駆け上るのを間近で見物する場所とのこと。なるほど!
多度大社の建物その他
階段を見上げると、やっと<鳥居>が見える。
多度大社の建物その他
階段の右手には奉納酒が。地元桑名多度・細川酒造の「上げ馬」、桑名・後藤酒造場の「青雲」四日市・伊藤酒造の「日本華」などが並ぶ。
多度大社の末社
階段を登り鳥居をくぐった先にある<新宮社>。広場の中央という面白い位置に鎮座。
多度大社の動物
新宮社に向かって左手にある<神馬舎>。扁額には大きく「奉幣馬」と書いてあって、なにやら動くものがいる...(^_^;)
多度大社の動物
近づいてみると本物の馬が。「錦山号」というのかな?立派な白馬。
餌をあげることもできるみたい。
多度大社の末社
神馬舎の左隣にある<藤波社>。左隣はさっきの当社神事の<多度祭御殿>。
多度大社の建物その他
鳥居をくぐってすぐ右側にある<神輿殿>。
多度大社の建物その他
神輿殿の左隣には<休憩所>。
多度大社の建物その他
休憩所から山方向を見ると、左側にはずらっと建物が並ぶ。左に見えるのは<参集殿>、その奥が<儀式殿>。
多度大社の建物その他
左側の建物の裏手にある<豊明殿>。結婚式場やお食事処みたい。
多度大社の末社
豊明殿の左脇にひっそり建つ<一挙社>。一言主命が祭神で、一つ願いを聞いてくれる。事前に境内図を見ていなかったら絶対に見逃す配置...(^_^;)
多度大社の建物その他
広場の中心に戻って、新宮社の後ろに建っている<縁起物授与所>。
多度大社の末社
神馬舎の右側に建っている<雨宮八幡社>。
多度大社の手水
雨宮八幡社の右側にある<手水舎>。
多度大社の建物その他
手水舎前から見た山側の様子。
多度大社の建物その他
手水舎から振り返った様子。御朱印はこちらの建物<儀式殿>の中にて。
多度大社の鳥居
それでは、やっとのことで参道を進み始める。
多度大社の建物その他
鳥居をくぐって、すぐ右側にある<授与所>。
多度大社の建物その他
参道を進んで、左側にある<宝物殿>。
多度大社の末社
参道左側にある<筆塚>。
多度大社の建物その他
参道左側にある<吉利支丹灯籠>。
多度大社の建物その他
参道は徐々に登って行く。
多度大社の末社
こちらは「神馬」の扁額が掛かっているが、境内図の名称は<白馬舎>。普通に造り物の馬が置かれている。
多度大社の鳥居
さらに階段を登る。
多度大社の末社
参道左側にある、末社<皇子社>。
多度大社の山門
最後にもう一段登る。その先に、本殿の神域入口である於葺門(おぶきもん)が見える。
多度大社の建物その他
鳥居をくぐってすぐ右側にある建物。臨時の授与所かな?
多度大社の建物その他
参道右側にある、ロープで仕切られたエリア。祈祷台のようなものがあるので、何か神事をするのかな?
多度大社の末社
参道左手にある<招魂社>。
多度大社の末社
参道左手にある<美御前社>。女性の美に関する願いを叶えてくれるとのこと。
多度大社の末社
於葺門をくぐってすぐ左側にある<神明社>。
多度大社の建物その他
前方を望むと橋があり、その先に左右2つの建物が見える。
多度大社の末社
橋を渡る際に左側を望む。
多度大社の末社
まずはじめに現れるのは、右側に建つ<別宮 一目連神社本殿>。
多度大社の末社
<別宮 一目連神社本殿>全景。
多度大社の建物その他
左側に向かうと、建物の手前に磐座のような岩。
多度大社の本殿
そして磐座の奥には<本宮 多度神社本殿>。
多度大社の本殿
<本宮 多度神社本殿>全景。
想像したよりは大きくなくて若干拍子抜け。その分、商業的にならず昔の信仰の姿をとどめているようにも思えて好印象。(ただ初詣は大混雑では...汗)
多度大社の建物その他
参詣の渋滞防止のため、行きと帰りで通路が分かれている。左側通行キープで緩やかな坂道をゆっくり下って行く。
多度大社の建物その他
坂道の途中にある<御手洗所>。清らかな水が流れている。
多度大社の鳥居
儀式殿で御朱印を拝受し、豊明殿の脇から坂道を下りていくと<多度稲荷神社>という神社に出るが、そこで正式な<鳥居>と<社号標>を発見。昔はこちらが正式な参道だったということなのかな。 (^▽^)/

すてき

御朱印

みんなのコメント0件)

ログインしてください

ログイン無料登録すると、投稿へコメントできます。

投稿者のプロフィール

惣一郎さんのプロフィール画像

惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

惣一郎さんの投稿をもっと見る

ホトカミ見ました! で広がるご縁

ホトカミを見てお参りされた際は、
もし話す機会があれば神主さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
神主さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、ホトカミ無料公式登録して、情報を発信しようという気持ちになるかもしれませんし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。
多度大社の投稿をもっと見る127件
コメント
お問い合わせ