たどたいしゃ
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多度大社ではいただけません
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多度大社のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年01月22日(土)
参拝:2022年1月吉日
【伊勢国 式内社巡り】
多度大社(たど~)は、三重県桑名市多度町にある神社。式内社(名神大)で、伊勢国二之宮。旧社格は国幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。主祭神は天津彦根命(あまつひこね;天照大神の第3子)。伊勢神宮との関係が深く、「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」とも詠われ、「北伊勢大神宮」、「多度大神宮」とも称された。
社伝によると、創建は雄略天皇の御代とされ、社殿背後の多度山を神体山としていた。奈良時代の763年に僧・万願により神宮寺が創建され、平安時代の863年に神階が正二位に昇格した。927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「伊勢國 桑名郡 多度神社 名神大」に比定されている。その後、伊勢国二之宮としても崇敬され、神宮寺は伊勢国の准国分寺とされた。
中世には国司・北畠氏に保護されたが、戦国時代の1571年、織田信長の長島一向一揆平定の際に、命を受けた大垣城主・氏家卜全により当社本宮、摂末社、神宝、古記録、神宮寺の伽藍が全て焼き払われた。のち1605年に桑名藩主・本多忠勝により再建された。明治時代に入り、県社に列格、のちに国幣大社に昇格した。
当社は、養老鉄道・養老駅の西方2kmの多度川の北岸、多度山の麓にある。車だと県道26号線から逸れ北上して境内南端に到着するが、鳥居や社号標の建ち方からすると東方からの参詣路をたどるのが正式みたい。鳥居をくぐって広い階段を上ると、中央が広場となっている社務所や参集殿等大きな建物が立ち並ぶ場所に出るが、その後、やや細めの参道を100mほど緩やかに登って行くと最奥の多度両宮、別宮に到着する。後半部分は大社といっても大きな建物などはなく、むしろ簡素な建物で古式を継承しているようにも思われる。
今回は、式内社、伊勢國二之宮、旧国幣大社、別表神社であることから参拝することに。参拝時は平日の午前中で、まだ1月上旬と言うこともあり、初詣客を含め割と多くの人が参拝に訪れていた。
当社から2kmほど離れた、県道26号線上にある<大鳥居>。
県道26号線から逸れ、当社まであと300mの位置にある、もう一つの<大鳥居>。
南側から見た境内全景。鳥居や社号標がないので不思議な雰囲気。
上記写真左端に北向きに建つ末社<鉾立社>。
左手に見える大きく立派な樹木が<御神木>。
御神木の裏手に用途の分からない、不思議な建物が建っている。後で調べたら<多度祭御殿>といって、当社の<上げ馬神事>の際に、馬に乗った騎手がこの坂を頂上まで駆け上るのを間近で見物する場所とのこと。なるほど!
階段を見上げると、やっと<鳥居>が見える。
階段の右手には奉納酒が。地元桑名多度・細川酒造の「上げ馬」、桑名・後藤酒造場の「青雲」四日市・伊藤酒造の「日本華」などが並ぶ。
階段を登り鳥居をくぐった先にある<新宮社>。広場の中央という面白い位置に鎮座。
新宮社に向かって左手にある<神馬舎>。扁額には大きく「奉幣馬」と書いてあって、なにやら動くものがいる...(^_^;)
近づいてみると本物の馬が。「錦山号」というのかな?立派な白馬。
餌をあげることもできるみたい。
餌をあげることもできるみたい。
神馬舎の左隣にある<藤波社>。左隣はさっきの当社神事の<多度祭御殿>。
鳥居をくぐってすぐ右側にある<神輿殿>。
神輿殿の左隣には<休憩所>。
休憩所から山方向を見ると、左側にはずらっと建物が並ぶ。左に見えるのは<参集殿>、その奥が<儀式殿>。
左側の建物の裏手にある<豊明殿>。結婚式場やお食事処みたい。
豊明殿の左脇にひっそり建つ<一挙社>。一言主命が祭神で、一つ願いを聞いてくれる。事前に境内図を見ていなかったら絶対に見逃す配置...(^_^;)
広場の中心に戻って、新宮社の後ろに建っている<縁起物授与所>。
神馬舎の右側に建っている<雨宮八幡社>。
雨宮八幡社の右側にある<手水舎>。
手水舎前から見た山側の様子。
手水舎から振り返った様子。御朱印はこちらの建物<儀式殿>の中にて。
それでは、やっとのことで参道を進み始める。
鳥居をくぐって、すぐ右側にある<授与所>。
参道を進んで、左側にある<宝物殿>。
参道左側にある<筆塚>。
参道左側にある<吉利支丹灯籠>。
参道は徐々に登って行く。
こちらは「神馬」の扁額が掛かっているが、境内図の名称は<白馬舎>。普通に造り物の馬が置かれている。
さらに階段を登る。
参道左側にある、末社<皇子社>。
最後にもう一段登る。その先に、本殿の神域入口である於葺門(おぶきもん)が見える。
鳥居をくぐってすぐ右側にある建物。臨時の授与所かな?
参道右側にある、ロープで仕切られたエリア。祈祷台のようなものがあるので、何か神事をするのかな?
参道左手にある<招魂社>。
参道左手にある<美御前社>。女性の美に関する願いを叶えてくれるとのこと。
於葺門をくぐってすぐ左側にある<神明社>。
前方を望むと橋があり、その先に左右2つの建物が見える。
橋を渡る際に左側を望む。
まずはじめに現れるのは、右側に建つ<別宮 一目連神社本殿>。
<別宮 一目連神社本殿>全景。
左側に向かうと、建物の手前に磐座のような岩。
そして磐座の奥には<本宮 多度神社本殿>。
<本宮 多度神社本殿>全景。
想像したよりは大きくなくて若干拍子抜け。その分、商業的にならず昔の信仰の姿をとどめているようにも思えて好印象。(ただ初詣は大混雑では...汗)
想像したよりは大きくなくて若干拍子抜け。その分、商業的にならず昔の信仰の姿をとどめているようにも思えて好印象。(ただ初詣は大混雑では...汗)
参詣の渋滞防止のため、行きと帰りで通路が分かれている。左側通行キープで緩やかな坂道をゆっくり下って行く。
坂道の途中にある<御手洗所>。清らかな水が流れている。
儀式殿で御朱印を拝受し、豊明殿の脇から坂道を下りていくと<多度稲荷神社>という神社に出るが、そこで正式な<鳥居>と<社号標>を発見。昔はこちらが正式な参道だったということなのかな。 (^▽^)/
すてき
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惣一郎1269投稿
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