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れいざんじ

霊山寺のお参りの記録一覧
三重県 相可駅

nomuten
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2023年03月21日(火)
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伊勢志摩へ行ったら欠かさず内宮へ行くのですが、五十鈴川の手前の駐車場が満車で、五十鈴川を渡った先の駐車場へ向かう長蛇の列、こんなのは初めて目にしました。(3/20は平日よ。土日祝ならわからないでもないけど、いつもこんなん?)
おはらい町はとんでもない人出で芋洗い状態だろうから今回は内宮の参拝は見送り。(いつも赤福本店で座敷に座ってお茶をすすりながら赤福餅を食べるのに。残念。)内宮周辺から少し離れた所で店を探して昼食を摂りましたが、並んで待ちました。そんなこんなで時間がどんどん過ぎてしまい、多気郡多気町に在る寺院へ行くのがギリギリに。

前置きが長くなりましたが、訪れた寺院は、伊勢市の西、度会郡玉城町を挟んだ先の多気郡多気町に在る田見山 霊山寺です。(登録が無かったため、当方で新規で追加登録しました。)
黄檗宗で、本尊は十一面観音。
この本尊・十一面観音立像は2躯で、2躯とも県指定文化財です。
無住で、地元の三疋田(さんひきだ)地区にて管理されています。毎年2月17日と10月10日に開帳されます。開帳日以外に拝観する場合は、多気町教育委員会に連絡して地区長さんをご紹介頂き、地区長さんと拝観日の調整が必要です。帰り際に、この4月より隣の空釈寺にて管理して頂く事になるとお聞きしました。いずれにしても開帳日以外の拝観に際しては、多気町教育委員会とコンタクトを取る必要があります。

伝えによれば、奈良時代に行基が創建。元は三疋田の南側の山上に在ったが、江戸時代に現在地に移転したとの事です。(参詣が大変だったため麓に遷したと思われます。)天台宗から黄檗宗に改宗。元あった所から山を越えるとご存知の方が多い近長谷寺(きんちょうこくじ)がありますが、道が細く、荒れているため車では行けないそうです。

ほぼ約束時刻に着くと既にお堂の前で待っておられ、境内に車を停めさせて頂きました。空釈寺の境内の隅にあるお堂といった感じでした。(空釈寺は真宗大谷派であり、霊山寺とは全く関係無いそうです。)
拝観予約した者ですと伝えると早速お堂に上がってくれと。遠慮なく上がらせて頂きました。厨子の扉は閉まっていて、開帳して頂きました。厨子の中には仲良く並んだ十一面観音立像が2躯。結構高さが違うように見えましたが、蓮華座の高さが違いました。向かって右側の十一面観音は、高さ約168cm、一木造、平安時代後期の作、目尻が下がり優しいお顔、下腹が膨らんでいて安産や子育てを守る子安観音として信仰されています。製作時代が合いませんが、行基の作と伝わります。向かって左側の十一面観音は、高さ約179cm、平安時代後期の作ですが、一木造より時代が新しい割矧造、面長のお顔、簡素化された衣の襞に違いがあります。
左側の脇間には小型の厨子に入った地蔵菩薩が祀られていました。

地区の方々でお堂を護られるのは本当に大変なご苦労かと思います。この度はお手数お掛けしました。最後に拝観料(500円)をお納めして、帰路に着きました。
(御朱印は対応されている気配がありませんでしたのでお聞きしておりません。)

霊山寺(三重県)
霊山寺(三重県)

霊山寺本堂

霊山寺の本殿
霊山寺(三重県)

十一面観音立像(2躯とも県指定文化財)

霊山寺(三重県)

向かって右側の像

霊山寺(三重県)
霊山寺(三重県)
霊山寺(三重県)
霊山寺(三重県)

向かって左側の像

霊山寺(三重県)
霊山寺(三重県)
霊山寺(三重県)
霊山寺の地蔵

地蔵菩薩立像

霊山寺(三重県)
霊山寺の建物その他

隣の空釈寺

霊山寺(三重県)
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